化けの皮、フォーッ! |
豊田美術館のキュレーターから
展示にお貸していた作品の返還の電話がかかってきたので、
私の率直な感想を話しました。
今の時代にインナーチャイルドが、
大きな意味を持っているのに、
その事に踏み込んでいず、
上っ面の展示におわっている事などetc・・・を!
きっとビックらした事とおもうけど・・・。
このままだと印象派大好きな団塊世代以上の
高齢者のお方々が、
お死に絶えなすったら、
おそらく美術館は成立しなくなるかも・・・。
(日本の美術館は印象派をやるとおっさんオバサンが来る・・・!)
残念ながら・ネ!
美術館が観客を育てていないのでアリマス・・。
もっと勉強して、現代に切り込むような展示をしてほしいね。
それにしてもこのたびの和田とか言うおっさんの
ニセ絵画事件
あきれるよ、まったく!
新聞に載っていた本物とニセものを比べてみると、
明らかに偽者の方の人物はデッサンが弱く、
人物からのナマのオーラが出ていない!
それも解らんのかいオイオイ・・・トホホ!
技術力ばかりに眼が奪われて、
絵から見るものへと突き刺さってくる波動を
理解できないんだねえ!
このところ本当にスゴ!っていう作品を
あんまり見ないねえ!
胸ぐらを掴まれるように迫ってくる作品に会いたいヨー!
物が足りて、豊かな世の中になっていて、
夜もコウコウと明るく照らされた世界には
妖怪もおばけも住めなくなって
ファンタジーのワクワクもすっかり減って
面白くネーっと言いたいところだけれど、
現実の方がものすごく面白い!
次々と起こる変な事件!
特に子供が災難にあっている。
ハメルンの笛吹きじゃないけれど
人間としての信義をわすれた大人たちへの逆襲として、
闇に住んでいた妖怪や悪魔が
昼間に躍り出た気もする!
この世は昼と夜があって、
正と邪があって
それぞれがそれぞれらしく住み分けていた。
そこには昼の光と
夜の影とが互いに交錯してはじめて
すべてが成り立つことを
受け容れてきた人間の知恵があったけど!
世の中から汚いものいや、目障りなものが一掃されて
きれいな疑似理想社会みたいなものが、
幅を利かしているけど。
これでいいのかなあー?
私の子供頃はコジキや気が狂った人も
往来を歩いていた。
さあ、この世はどうなった行くんだろう!
少なくともアーティストくらいは、
そこんとこの化けの皮を剥がして見せてもらいたいもんです。
追伸、
もう一度、
怪獣や妖怪がたくさん出てくる
子供世界が生まれるといいなあー!
きれいすぎることを誰もが志向する社会
在りし日のような有機的な関係性は薄れ
死んだような「きれい」が目につきますね
「闇」が極端に薄れてしまった都会ですが
地方に出れば深い闇がまだ残されています
暖かく、輪郭線をとかす美しい闇が日本にある
中野純さんの本を読んでみてください
すばらしいですよ

暖かく輪郭線を溶かす美しい闇・・・。なるほど、いいですねえ、光と闇と、その全体から俯瞰できることがステキですね。早速読んでみます。