あと少し! |
一瞬死にたくなった。
以前は眼が覚めた瞬間に欝や不安に襲われたが、
それは自分に無力感が蔓延し、
自信を喪失していたときだった、
しかし今日は、
同時に自分の生きていることに
意味があるのかなあーと
一瞬頭が空白になった。が
すぐ自分を取り戻した。
欝に襲われ始めた最初の頃は、
どうして自分がこうなるのかが
全くわからなかった。しかし
自分の心理のメカニズムを少しづつ解明してゆくうちに
自分が抱え込んでいる問題や、
慣習化している対人的な心理ゲームのパターン、
そして必要以上に増幅させている自己幻想などが
ヨーク解ってきた。
気分がハイなときは自己幻想が膨らんで、
何でもできるような錯覚に陥ったが、
実態と根拠のないそれは、
何かの弾みで自信を失ったとたん、
シャボン玉のようにかき消えた。
そういう自分をどう育てなおすか
いつしかそれが自分の課題となって
何べんも
何べんも
欝と向き合い、
考えました。
おもえば欝になるたびに
一体自分とは・・・と
検証できたことが
本当にラッキーでした。
欝になるたびに
自分の実態と
生きることへのスタンスを
常に検証してこれたことを
神様に感謝します。
今は
自分はそれほど大したヤツでもなく、
そこそこ生きていることで精一杯ということを
素直に受け入れられるようになったことが
嬉しい。
思えばあの逃避的な気分(死にたくなる)の根っこには、
膨張し尊大になっていた自分への過信が
裏返ったとたんに
無力感や焦燥感となって
自分を襲ってきたのだと思います。
ヤレヤレあの
朝、目が覚めた時、
霧のように立ち込める欝を
寝床のそばの窓の柱に捕まって
なんとも身のおきどころがない
不安定な恐怖の
欝が収まっていくのを、
ジーッと待っていたあの苦しさが
こんな風に自分を逆転させるとは
思いもよらなかった。
自分が生きていることに
意味も価値もないかもしれないネ。
私が死んでも、
どーって事ないと思うけど、
とにかく最後まで
生きようかッ!
あと少しね。