カミソリ頭の快感! |
朝眼が覚めると、次々に順序良く仕事をこなしていったが、
最近は暇ができ、
時々自分をもてあます。
それに眼も大分悪くなったせいで、
本を読むのもそう長くは続かず、
かといって掃除や料理をがんばる気にもなれず、
どうしたもんかいのう・・・・?
人間は動物であるから、
からだを動かして立ち働いていたほうが
きっと満たされるだと思う。
まあそれでもだらだらと
無為にすごすのもよかろうと思うけど、
何となくつまらない。
若いときから刺激を求めすぎたせいかと
自分としては、
脳がかみそりのごとく切れている時のほうが
うーんと楽しい!!
困ったもんだ。
脳がくるくると回転して、
はっとひらめいたときは
一気に満タンの水が溢れたように
心がに満たされる!
或いは音楽を聴いていて
寄せては返す波の中に埋没しているときは
至高のときである。
たぶんこういう自分の性分での反動だと思うが、
いま読んでいる永井荷風の「断腸亭日乗」や
山頭火、良寛の世界に
物凄く心引かれる。
騰々任運に生きた人々に。
(運を天に任せ、のほほんと・・・の意)
中でも永井荷風は気ままわがままの
ふうてん生活で、
本当に面白いね・・・。
こんなふうに生きたいなあ・・・。
でも彼の文はすごいよ、
ただものじゃあない!
まあ、そんなにきリキリ生きないで、
坦々とした日々に甘んじてさ!
流れるままにね。
と自分に言い聞かせています。
坦々とね・・・・。
坦々と、サ・・・。