枯れてゆく・・・！

よくタオリさんは包容力があるとか
愛情深いとか言われるけど、
わたしゃそんなことは一つもありません！

以前自他分離が出来ていないときは、
他人の感情に共鳴し、
まるで自分の事のように共感したけど、
今はそんなことはありません。

逆に人にはそれぞれがその運命を
引き受けていくところに
人生の学びと価値があり、
軽率にかかわってはいけないとも
思っています。
（でも、気がついたときは大概かかわってる・・・笑い）

人と接するときは
極力正直にそして、
心をカラッポにして
その全人格と向き合いようにしています。
頭があまり働かないようにして、
かまえずにね。
それも自然にそうなるようになったのですが・・・。

でもそうすると相手の邪気や
潜在的な否定などをもろに受けますから
自分がしんどいなーと思ったときは、
必ず相手に何か問題があるときです。

人間は懐に小刀や槍を
人によっては小針を持っていますから、
それをチクチクやられて
閉口するときもたくさんあります。
こういう人とは基本的にさっぱりと
さよならをすることに
決めています。

反対に
涼しくて透明な水が溢れて流れて・・・！！
お互いが言葉やエネルギーを
グイグイ飲みあう、
ものすごく充実した出会いも、
たくさんありました。
ステキな人たちです。
私も満たされて充たされて！

こういうのがいいですねえ、
どんどん元気が出てきます。


こうなるまでには色々ありました。

自分の内面を切り開いて
膿みを出して考える。
逃げないで自分の暗部と向き合う。
そういった事の連続で、
ある意味それが
私がこの世で与えられたテーマだったかも
しれません。
幼い時から本ばかり読みすぎたのも
影響しました・・・。

心理カウンセリング、ゲシュタルトの
エンプティチェアという手法を
やりすぎて、
自分を究明したものの、
自分の心のプロテクターが外れてしまい、
不安や恐怖がモロからだに来るようになりました。

つまり人間はそこの神経反応を鈍くさせる事により、
命の保全を図っていることでもありますから、
うかつにそこの意識を開いてしまうと
こういうことがおきるのです。
その人間が鈍いとか、トロイというのも
ちゃんと意味があるのですね。


不安や恐怖で体が落ち着かず、
心臓がどきどきし、
頭では大した事はないと理解しているのに、
体が言うことを聞かないのです。

これには何年も苦しみました。
それと同時に、
朝めが覚めた瞬間から
からだに怯えが走るのです。
なにか足が地についていない・・・
空中をさまよっているように不安で不安で、
柱に捕まってやり過ごしました。
しかしそれも最近になって、
お医者さんから薬をもらって飲んでからは
ほとんどでなくなりました。ヤレヤレ！

自分のプロテクターがはずれたせいか、
その人の真実の言葉は、
体がきちんと受け取りますが、
動機のところに汚れのあるものには瞬間に
不快感が湧いてきます。
話しているうちにだんだんその人の問題点が
見えてきます。
逆にそのひとが抑圧して気づいていない、
ステキな個性も見えてきます。

もし自分の事をもっと知りたいなら、
また、
その人が苦しくて、
その人が真剣に望むのなら、
私が感じたそのままを率直に伝えたいと思っています。

それがその人の少しでも役に立つならね。
それがこの世でオセワになった人々への
せめてもの恩返しですかね。

今でもマダマダ自分のなかに
不安や汚れはたくさんありますが
随分カンカラになってきました。
できるだけお掃除して、
最後は本当にすっからかんになって
枯れ木が朽ちるように
あの世に行きたいモンです！

　枯れてゆく草のうつくしさにすわる

　　　　　　　　　　　　　　種田山頭火　
いいねえ・・・・・！