カープマンの三角形 |

マリリン・モンローの金髪ダゾー!
今日は久しぶりにロケットスタジオに行き、
髪を金髪にしてもらいました。
さーて、
昨日お約束したように
今日から新シリーズ、
「心の鍵をはずそう」を
始めます。まずは、
〇カープマンの三角形
(カープマン博士が定義しました。)
人間は他者とかかわるとき、
その人間独特のクセを持っています。
そのクセは無意識にその人を心理的に支配しながら、
他人とかかわるパターンを作ります。
そのパターンは大まかに三つのパターンがあります。
一つは 支配者(迫害者)」)
二つ目は 被害者(犠牲者)
三つ目は 傍観者、(救援者)
これら三者が心理ゲームの三角形を作ります。
人間は自分が一番心地よい位置に自分を位置づけて、
人間関係をむすぼうとします。
たとえば私は支配者的位置にいる傾向が強い。
娘は、被害者的で、旦那は傍観者です。
それぞれが自分にいちばんなじんだパターンの傾向で、
人間関係をむすび、
こういう力関係の中で
それぞれが心理ゲームをくりかえします。
★お断りしておきますが、
このパターンを決して良い、悪いという価値判断で
見ないこと。
ほとんどが無意識でやっている心理ゲームで
最後はみんな関係が壊れていきます。
じぶんはどのパターンの傾向が強いか、
見極めることが必要です。
そして見極めたら、
そういう自分を相手との仲で
コントロールする必要があります。
たとえば迫害者的な傾向が強い私は、
いつも相手に対して、押しつけや支配的な欲求が出てきますから、
それを自分でたしなめます。
また被害者的な人は、いつも受身で、相手に依存していますから、
もっと自分の意思を貫く努力が必要です。
そして厄介なのが傍観者のひと。
この人は人にかかわろうとせず、いつも見てみぬ振りをして、
自分の殻から出てきません。
でも、傍観者の人はいつも自分の感情や感性を無視していますから、
悪くすると物凄い鈍い人間になってしまい、
ついには自分の実存的実感が感じられなくなります。
怖いことです。
支配者と被害者人がバトルしているのをそばで、
冷ややかに眺めているだけ。
自分はまきこまれず、傷つきもしませんが、
内面はどんどん豊かさをなくして行きます。
さて支配者が悪いかというとそうではありません。
この人は状況を切り開いたり、
リーダーシップを発揮したり、
なかなかステキなこともいっぱいあります。
又被害者になる人も、
支配者と絶妙なコンビネーションで、
何かを成し遂げることもでき、
その人の持ち味として磨かれた場合は
とても力を発揮します。
問題はその力関係が感情的ないじめや、
力による絶対的な支配関係になっているときです。
それぞれが自分のゲーム性について気がつかない限り、
延々とトラブルが続きます。
昨日書きました、日本と中国、韓国の関係はこの真理ゲームを
国単位でやっている感じです。
面白いのは、この支配と被害の関係は
支配者(迫害者)パワーが萎えたとたんに
地位が逆転します。
今の日本は、支配者から、被害者に転落しており、
被害者だった中国と韓国は、戦争をネタに迫害者に
のし上がりました。
人間は強いものに弱く、弱いものに強いのです。
そして一瞬のうちにその力関係を嗅ぎ取り、
自分の位置を決めます。
そんな中で、常に自分を検証し、
自分の傾向の軌道修正をする必要があります。
支配者、被害者、傍観者、
それぞれに良いとこと、悪いとこがあり、
どれが一番良いということはありません。
自分の持ち味として、
その傾向のマイナス部分をきちんと認識して、
人間関係を築くことだと思います。
明日この三つのパターンをもっと掘り下げて
書きたいと思います。
では・・・。