2006年 08月 19日
支配、被害、傍観の分析! |
人間の関係性の基礎形勢のところに、
三つの性格パターンがあることを
昨日書きました。
自分がどのパターンの傾向が強いかを
自覚することにより、自分人間関係が修復できたり、
又より、友好的な関係を作ることもできます。
今日はいわゆるカウンセリング理論ではなく、
私の経験から、
私自身が気ずいていった事をベースにして、
この三者のパターンを掘り下げてげていこうと、
思います。
〇まず私の傾向は支配者です。
若い頃の私の中には他人に対して、
自分の言い分を相手に納得させたいとか、逆に
相手が自分に共感しないと不安になるとか、
まさに支配者そのものでした。
すべては自分中心でなければ嫌で、
自分がおろそかにされると怒りが湧きました。
そのの深層心理には、
自分の自身のなさと、
相手に受け容れられないときの、
自分の存在の不安定さが、
押し付けがましかったり、
怒りになったりしていました。
感情の起伏がはげしい父親と
強迫神経症的母親の影の心理が
私に乗り移っていたと思われます。
両親の私に対する感情的支配的関係は、
私をいつも脅かし、
自分が相手を支配しないと、
自分が安心できなかったと思います。
〇私の娘は被害者です。
私の娘は感情的で支配的な母親(つまり私)からいつも
感情的な攻撃を受けていました。
父親は傍観者でしたから、彼女は逃げるところがなく、
否応なく犠牲者(被害者)になるしかありませんでした。
彼女は保育園と小学校でイジメられましたが、
その以前に私から自我をへし折られていて、
戦ったり抵抗する事をくじかれていましたから、
いじめられるままに傷ついて内向していきました。
イジメを受ける子供達のほとんどが実は幼児のときに
親や周りの人間にいじめられており、
学校へ行く頃には
すでに被害者的な位置に自分がおり、
そこに支配者的な子や傍観者的な子が付け入るのです。
いじめられっこがイジメをとめられるには、
相手を突き放し、戦うほかありませんが
ほとんど不可能です。
私は娘の学校での異変にきづき、
そのとき漠然と自分に原因があるのではないかと、
思いました。
本当は学校や友達が悪いこと考えたいと思いましたが、
やっぱり気づかねばと、
自分を検証しました。
まず自分がカウンセリングを受ける事から、
始めましたんデス・・・エライネ!
幼児のとき支配的な親に服従を強いたれた子は、
被害者になります。
〇さてうちの父ちゃんは傍観者です。
彼は兄弟の三番めで、上の兄弟と親たちのバトルを
つぶさに観察し、自分を守るためには傍観者が一番だと
幼児のときに決心しました。
嫁の私が支配者で、家庭で強権的なのを恐れてか、
父ちゃんはほとんど家族の事にかかわらず、
帰宅拒否症、会社依存症の人間になりました。
会社というところは人間が無防備に自分を出しす所では、
ありません。だから、
適当な衣を着て、ある距離を持った、
抽象的人間関係がむすばれます。
しかし会社でもこの三つのパターンにはまる人間関係が
起きてきますが、
家庭に比べ圧倒的に各自が自我コントロールをします。
つまりある種の仮面者社会です。
父ちゃんはここへ逃げ込みました。
傍観者はある種自分を守るテクニックを
身に着けますが、
現実での人間の葛藤を回避した分、
人間としての深みに欠け、又
精神的成熟度も劣ります。
うちにはもうひとり、息子がいますが、
彼は、母親と姉の葛藤を見、傍観者の父親を観察し、
位置的には傍観者を選択しましたが、
気質としては支配者の気質を持ちました。
それは支配者としての母親が持つ心理不安と、
被害者の姉が持つ服従への嫌悪、そして
傍観者である父親への軽蔑が
彼をそういう位置に置いたと思います。
さて娘が小学2年生の頃から、
私と彼女の再生へのプロジェクトが始まりました。
私は自分の気質(パターン)がどこに原因があり、
どうそれを修正していくか・・・・。
娘のほうは、
萎えてか細く弱弱しい彼女の自我を、
いかに回復し、
自信を持ち、自己主張できるような、
精神力を獲得する・・・。
思えば大変な道のりでした。
でも今から思うと必死でこの20何年間を
家族でもがいてきて
本当に良かったと思っています。
娘も息子も自分のパターンを嫌というほど
わかっていると思います。
それでいいんデス。
カウンセリングによっては、
自分のパターンの変容を・・・という
カウンセラーもいますが、
私はまず自分のパターンを受け入れ、
そこから出発し、
そして少しずつ、
他人のパターンを受け入れて、
仲良くする努力をするのがいいと
思います。
つまりいつも言っているように、
まず自分の傷口をヨーク見て、
自分自身を労わることから
始めてください。
支配者も被害者も、
そして傍観者は特に
自分を愛すること。
傍観者の傷は、
省みられることが少なく、
親の愛情や保護があまり与えられなかったことです。
つまり傍観者は、放って置くと
本当に独りぼっちになります。
ひとりぼっちにならないように
他人にかかわることです。
他人にかかわることは、
自分からエネルギーあげること。
言葉をかけること・・・!
そして人間は本来やさしいですから、
きっと貴方も他人からも、もらえるでしょう。
そう、
ちょうど、
ぎっこん、バッタンのようにネ・・・!
楽しいね。
それでは今日はここまで。
またネ!
by denshinbashira
| 2006-08-19 20:32
| 心の鍵をはずそう!
|
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