魔女の呪い!(すごいよ・・・) |
昨日は禁止令の事を書きましたが、
これは別名「魔女の呪い」とも言います。
私はずーっとこの魔女ののろいが解けませんでした。
つまり、私の親が私に望んだこと、
音楽家になり大成するか、或いは
世間でそれなりのものになって欲しい・・・と言う
「魔女の呪い」
それは私という人間の資質を無視し、
自分たちの憧れを子供に託したもので、
子供から見るとなんて勝手で不条理な親のエゴでしょう。
しかし多くの子供はこの親の言いなりに、
なってしまいます。
日本は特にすごい・・!
中には親の愛情と
勘違いしている人もいます。
私はこの呪いが解けるまでに
40年近くかかりました。
本当は私はとても平凡な少女だったと思います。
しかし親の望みにこたえるべく、
まいにちがんばってピアノの練習をし、
遠くの有名な先生の所まで
レッスンに通いました。
しかも厳しくしかられながらネ・・・。
そして音大に行きましたが、
音楽家の条件を満たすからだも
才能もないし、
逆にコンプレックスの固まりになってしまいました。
それでも、
友人がラジオに出て、
活躍するのを横目に見ながら、
何とか世に出なくてはと
あがきました。
そうしてね、
音楽ではダメだけど、
その代わり本を書こうと
がんばって、
39歳のときですかネエ。
一冊の本を書きました。
それは音楽では親の期待にこたえられない代償としてね・・・。
そしてその本が出版されたのを機に、
自分では力尽きたように思います。
がんばってもがんばっても
自分には才能がないこと、そして
もうこれ以上は親の期待から外れて、
自分らしい人生を歩みたいと思い、
大切なグランドピアノを売りました。
もう音楽家ともサヨナラ・・・・とね。
「魔女の呪い」・・・・
親から委託された「人生の脚本」
すごいでしょ・・・。
魔女がその子供の人生にのろいをかけるんです。
なぜ魔女なのかというと、
おそらく子供と密接な母親のほうが
子供にマインドコントロールをかける確率が高いからでしょうか?
アメリカの心理学者エリック・バーン博士が
西洋の童話にヒントを得てこう名づけましたが、
あまりにも親を魔女とは誤解を招くと・・・、
グールディング博士が禁止令という言葉に代えました。
私は『魔女の呪い」のほうがなにか物語的で良いと思うし、
禁止令なんていかにもアタマが硬い学者言葉だなあーと
思います。。
人間の人生はそれぞれの人が、
それぞれの「物語」の世界を生きており、
とてもドラマチックです。
エリック・バーン博士はT・Aカウンセリングの究極の目的は
この「人生脚本」の分析だと言っています。
前にも書きましたが、
もし新しい生き方を臨むのなら、まず、
自分の人生脚本をよーく見つめることだと思います。
おかげさまで私は
いかにも私らしい
のんきで、面白い人生を生きていると思います。
のほほんとね・・・。