大いなる転機! |
心の中にぽっかり穴があいてしまい、
自分が呆けたようになったことがある。
自分のなかに欲求が湧いてこず
感覚がわからないという状態。
たとえば眼の前にある朝ごはんを、
自分は
食べたいのか、
食べたくないのかさえ
解らない・・・?
生活の中のさまざまな感覚、判断が付かず
いったい
どう生きたら良いのか
つかめない・・・・。
その時
見るに見かね大学時代の親友に
連れて行ってもらったワークショップで
思いもしなかったことを
つきつけられてた。
貴女はきちんと自分を極めて生きてきましたか・・・・?と
たとえば子供の頃に
食べ物の好き嫌いをしましたか?
やりたくないことをやらないできましたか?
誰かの言うなりになったりしませんでしたか?
子供が食べ物のすき嫌いをしていいの・・・?
わがままを言っていいの・・・?
親の言うことを聞かなくていいの・・・?
私にとっては衝撃的でした。
他人の感性(親)で生きていたら
何かの拍子でバランスを崩した私のように
からだで直観を感じられなくなる・・・・!
恐ろしいね
以来私は
自分を取り返すために
極力自分の直観と意志に
こだわりました。
コレガ私の大きな転機となりました。
今日の本題は人生の転機!
昨日「ハガレックス劇場」で
座敷童子がトヨさんこと平野社長と私が
タッグを組むことを書いている。
今日はそのトヨさんのことについて。
ハガレックス劇場を読んでいる人は
もうご存知だと思うが
トヨさんは不思議な能力を持っている。
トヨさんのまわりには
磁石に吸い寄せられるように人が集まる。
いろんな人がいろんなビジネス案件を持って
トヨさんを訪ねてくるそうな・・・?
さまざまなビジネスチャンスがあるにもかかわらず
トヨさんは欲がないのか、力がないのか
それらを軌道に乗せる前のところでブレーキがかかる。と
座敷童子から相談を受けて
私は
トヨさんにアートセラピーをしました。
色々なことがわかりましたが、
その中でも今日は
とても重要なことを
書きます。
トヨさんは幼い頃何かの拍子で、
自分を守るには
自分のまわりにたくさん友達を配置すること、
大勢の友達に囲まれてこそ
自分が生き延びていけると
学習したようです。
そのためには、決して
友達を不快にするような言動と行為を
慎むこと。
他人を尊重し
反対に自己主張は慎む。
このことはトヨさんの自己育成の中で
彼の他人を許容する大きな器を育てました。
しかし自我が
膨張し拡大化した分
さまざまな独自性が
一般化されてしまったと思います。
彼の一番の興味の対象は「量」で、
私は彼と話しながら
彼の言葉の節々に
度々そのことを感じました。
本人は気づいていないかも
しれないけど。
それは今日までの彼を守る
彼自身の
偉大な知恵だったと思います。
反対に座敷童子のほうは
自分に執着し
自分を極め(才能を磨く)
尖らすことで自分を守ってきました。
他人より自分を優先し
ときには否定的であったと
思います。
この二人が運命的に出会い
一緒に仕事をすることになりました。
自分を守るために
築き上げてきた防衛本能は
あるときまではとても有効に
その人の武器となり大切な
能力でもあります。
しかし社会にかかわり
年齢をある程度重ねたとき
今度はそれがその人のブレーキとなり
足を引っ張ります。
つまり人間は全体性を持って生きないと
偏ったところだけでは
社会に適応できなくなってしまうのです。
今まで茫洋と海のように
他人を受け容れてきトヨさんの転機が
今来ています。
逆に座敷童子のほうも、
年齢的には一寸早い気もするが
転機を突きつけられています。
トヨさんの課題は
これから自分にこだわり
自分の独自の感性や認識を育てる必要があります。
自分を尖らせ、好き嫌いを明確にし、
対象を選別して
欲しくないものは
受け容れない修行・・・。
味噌とクソを選別し(これが最重要課題!)
金の鉱脈を見つけたら
自分を突っ込む!
座敷童子は
自分の感情に囚われずに
もっと相手を受け容れる必要があります。
もっと懐を大きくしてね。。
そのためには
自分の感情を洗浄し
相手の痛みや尊厳に配慮する
修行でしょう。
人間の転機はそれを逃してしまうと
永久に
あの幼児の時に自分が書いた、
「人生脚本」を書き換えられなくなってしまいます。
この二人が出会いお互いに統合し
ヨリ成熟して
世の中のお役に立つよう
卑小私めが
少しお手伝いしようと・・・・。
と
そういう訳です。
人はどうしても今の自分で勝負しようとします。
変わるということは
厄介で
恐ろしくもある。
しかし天は
人間の人生を豊かに成就するために
何度も何度も転機をつくり
声をかけ、働きかけて
くれます。
転機をものにするか否かは
その人間の成功への
おおきな分かれ道です。
どれだけ自分に率直になれるか、
どれだけ他人の言葉に耳を貸せるか、
そしてそれらを深く思惟できる
能力(知性)。
自分を磨きましょうね。
そして生き生きと楽しく
生きましょう。
さあートヨ坊ちゃま、
出発しましょう
非力ながらお供つかまつりマス。
婆や・・・・!?