機嫌を伺わず! |
音楽会のお誘いの電話があったが、
その日は
母が都合が悪いからとお断りしたら
相手の方が急に素っ気なく
電話を切ったから、
もしかしたら、
気を悪くされたかも知れないと、
娘が心配をしておりました。
彼女にしてみれば、
早くお断りすれば相手方も
次の人を捜せるからと
気をきかせた
つもりらしいのですが・・・?
その事を聞いた私は
相手を思い浮かべ、
ああ、
この次あったときに
とりなしの会話を・・・!と
瞬間的に考えてから、
あっ、又やってる・・・・!と。
もう
人の顔色を伺うのはやめる。
他人の機嫌は
いっさい取らない、と
決めたのに・・・・!又やってる!
こういう瞬間芸を
やめなければ・・・。
人間の本能、大脳旧皮質の中には
動物としての生命保全のために
自分以外の人間(動物)を恐れ、
瞬間的に否定するプログラムが
インプットされています。だから
どうしても他人を否定したくなる、
その反動としてまた
瞬間的に、
他人の気色をうかがってしまうのです。
これは親との関係でも同様に、
常に親の気色を子供は伺って生きています。
だからもう瞬間の習性として
身についてしまうのです
でもネエー
これは
人間関係を築く中で
極めて不毛なものですよ・・。
このことに気づいた私は、
自分のなかのこの習性を意識的に
修正しています。
逆に人と会うときはいつも、
・相手を恐れない
・相手の機嫌を伺わない。
事を
意識的に自分に言い聞かせて、
お会いします。
そしていつも対等にネ。
あいての人間力が私と対等だと
話がどんどん弾み、
お互いに心地の良いエネルギーを
交換できます。
相手が私より優れているとなお、
学びや新しい発見をもらい
喜びが自分を満たします。
相手が
自分をへりくだったり、
自己卑下したりしているときは
後味の悪い不毛感がのこり、
もう、次は
ありません。
ことわっておきますが、
相手の人間力とは、
私と同じくらい
知識や見識があるということでは
アリマセン!
その人がどれくらい
自分の人生に
ひたむきであるか・・・デス!
逆にタオリさんの中から
何かを奪い取ってやろうというくらいの
喰い付きをしてくる人とは
私の中からどんどん
思いもかけないものが
出てきて
会話が発展し
とても充実します。
実はそういう人との会話は
こワタシも相手から
どんどん吸収していることを
お忘れなく・・・・!
そうですよ・・・!
自分にないものを持っている人からは
どんどんいただいて
自分の糧にしてしまうンデス。
油断もすきもないんですゾ!
このワタシは・・・。
お互いに相手の心を伺いあったり
探ったりの会話は
手袋をして握手しているようなものです。
ところがはじめから、
どうもどうも、と
素手で握手できた会話は
はるかに気持ちがいい!
いかなる人間も善きところ
悪きところを混合してもっているものです。
そしてそれは善きところには
善き反応を、
悪しき所には
悪しき反応を
瞬間的に
人間はするものなのです。
まず、
隗(かい)より始めよ・・!デス
自分からね、
心の扉を開くんです。
できたら観音開きにしてサ!
それでもダメな人は
見込みがないんだね・・・!
人間関係は
シンプルで
お互いが、
自分の礎に
しっかり立っていることです。
できたら揺るがず、が
ベストです。
自分の輪郭
相手の輪郭が
ちゃんとみえると
人間は安心します。
では。