人間万事塞翁が馬・・! |
もうすぐ復帰すると聞いていたので
本当にびっくりしました。
カンニングは、
竹山君も中島君も
どこか芸人の粘っこさがない
アッカラカンとしたものを持っていて、
中島君は気が弱く、
その分たくさん苦労をしょっていても
糸みたいな芯でしぶとく生きている・・・!
感じがしていましたが・・・。
なんだかとても悲しいです。
ワラ金で、
貧乏料理をしたときの手さばきが旨くて
聞くところによると
食堂かなんかの店長さんをしていたとか・・・?
なるほどねえー、
この人には
お笑いよりそちらのほうが、
性にあっているみたいだなあーと
思ったことがあります。
きっと体力や抵抗力が底を付いたんだね。
竹山君にとってスゴイ喪失だと思うが
竹山には他の芸人にはない
大きなものを感じるから
ピンでがんばってほしい。
中島君や竹山君は
映画の脇役なんかやると
きっと光っただろうなー・・・!
今度生まれてくるときは
体力をつけて出ておいで・・・!
それと岸田今日子さんも・・・。
32年前
フジテレビの、
トーク番組の走りに
森内一寛(森進一)君と一緒に出ました。
そのときの司会が、
岸田今日子さんでした。
その時担当者のひとから
自由に話してくださいと言うわれ、
30分番組でしたが
三人でとても楽しかったです。
番組名は忘れました、
何しろ32年前
愛ちゃんが乳児の時の話です。
おっとりとして
とてもキレイでした。
あの頃と、
何一つ変わることのない岸田さん。
ご自分の品格を失うことなく
まるでカシニョールの絵に出てきそうな
貴婦人でした。
最後に青島幸男氏。
この人はどうして政治の世界に入ったのでしょうか。
そこはいまだに解せません・・・!
政治だってシャレでやってればいいんですが、
あの欲得ずくの世界、
利権にしがみつ官僚ども、また、
偽善的正義感の横行するメディアなどと
サシで相撲をとろうなんて、
自殺行為です・・。
やっぱり世間をしらなかったのかなあー!
惜しいですねえー・・・!
最後の東京都知事に当選した朝は
とても暗い顔をしていたと、
奥さんが言ってましたから、
もしかしたら彼は
心の中で「しまったー」と
思ったかもしれませんねー。
懸命な青島氏のことですから、
この世は海千山千のドロドロであるということ
欲に取り疲れた人間とそれと
気ままで流動的な
大衆の本質を、
きっ知っていたと思うので、
もしかしたら、
彼の潜在的な
何かが彼を突き動かしていたかも、
しれません。
ワタシにも同じようなことがよくあります。
そのときは
そうするしかないと、
自分で思い込んでいるのですが
それが現実となったときに、
自分の力量との差が
歴然になり、
しまった!
こうするんじゃあなかった・・・と
後悔します。
でもネエー、
今考えると
人間の脳は「仮想」をしながら生きているらしいので、
その仮想の自己幻想が、
膨張しすぎたのかもしれません・・・。
政治なんての世界に行かず、
外野から冷めた目で
揶揄していれば
もう少し長く生きてくれたかもしれません。
「人間万事塞翁が馬」
いいこと半分、ワルイコト半分。
だから自分のことは自分でヤリナー!と
大衆を突き放してさ・・。
でも誠実さを捨て切れなかったから
灯火の中に突っ込んでいったのかなー?
中島君は早すぎるけど、
岸田さんも
青島さんも
くっきりとした「自分」という輪郭で
見事に生きられた方たちでした。
ご冥福をお祈りいたします。