潜在意識の逆転! |
会社の社長に会いに行きました。
これから共同していくうえでのコンセンサスを
いただくために
いろいろ話して最後に手相を見せてもらいました。
その手相がね
社長の手相が
凄い!
あまりにも繊細で
硝子のような・・・。
硝子でも板ガラスじゃあナイ!
パートドヴェールという技法で作った
ガラス・・・。
パートドヴェールというのは
粉にしたガラスを型に流し込み
それを窯で焼いて作る技法で、
ガラスの表情に凹凸があり、
雪で作ったような風合いがあるガラスです。
とても美しい『ガラス』です。
ものすごく繊細で
脆くて壊れるような
ハートを彼は生きてる・・・と私は思いました。
でもね
これね
スゴイ財産です。
たとえば宮沢賢治や
良寛なんかも
この繊細さを持っていましたね。
山頭火もね、
実はわたしも。。。です。
いつも自分が壊れそうな瀬戸際を
かろうじて
つま先で歩いていました。
カウンセリングに出会うまで
どうして自分がこんなに気が小さく
傷つきやすいんか、
躁と鬱の間をいったりきたり
コントロール不能の波に
自分が飲み込まれていくのか
原因が
解りませんでした。
しかし鬱の最高潮のときの
と研ぎ澄まされたなかで、
絶望し自己憐憫し閉じこんでいった自分には
妙なる快感と充実感がありました。
いわゆる倒錯えくすたしーですね。
つまり人間は絶望の淵にも
陶酔があるのです。
私の場合は明らかに、
わたしの生育歴の中に問題があり、
激しい感情の起伏を持った父と、
過剰に心配と不安状況を作り出す、
脅迫神経的な母親のなかで、
幼い私は自分を守るために
神経を研ぎ澄まし、
常に親の顔色、機嫌を伺っていました。
だって今まで笑っていた父が
何気ないひとことから
血相が変わり
悪くすると
暴力まで振るわれる事態になるのですから、
そして今もそうですが、
81歳になっても相変わらず
私の母は
不安と心配の種を探してきては、
それを育てて
私たちを巻き込もうとします。
すずめ百まで・・・!
こういう環境を背負った私の深層心理は
私を守るために
神経を研ぎ澄まし、
些細なことで、危機を感じ
また、
父から否定され続けた傷が
他者のちょっとしたしぐさや顔の表情、
声色や何気ない言葉に過剰に反応して
怯え、傷つき、或いは、
自分を責めました。
生きるエネルギーを奪われていました。
そういった両親を懐柔するために
自分を限界いっぱい拡張し、
他人をうけいれて
自分が攻撃されないように
人格者のように無理をスル・・・いわゆる
偽装の、
躁状態。
それが破綻したときに
一気に鬱が始まっていき、
墜落・・・・!
まあ本当にスゴイ闘いでした。
デモね
でも
そのおかげで
私が獲得した繊細な感性によって
私の世界は鋭く心象を見抜き、
そして湖面に反射する光のように
さまざまに変化スルこの世の事象を
堪能する能力を持ちました。
カウンセリングのなかから自分の問題性を
自覚し、
闘って、
自分の弱さを統合していったおかげで、
今ではずうずうしさと、
図太ささえ、
手に入れようとしています。
どうして私が宮沢賢治や良寛や
山頭火に惹かれるのか・・・。
彼らはみんな、
透き通って
すこしの振動でさえ壊れてしまう、
ガラスの感受性を抱えて
生き延びた先人達です。
揺らめき、さざめく心
動揺して
しぼんでいく自分
かろうじて気を取り直して
又歩こうー!
それは誰にもある人間の原風景・・・。
そのもろさがね、
そのあやうさがね、、、、。
あってこそ
ひとは
ステキに
なる。
傷つきやすくて、
何が悪い!
そこを共感して生きてこそ、
優しさや
悲しさや
一人ぼっちの寂しさの心のひだが
生まれてくる・・。
これは本当に私の財産です。
かの社長は私のケースとは違うと思いますが、
でもその繊細さの裏にある、
彼が生きてきた人間ドラマを通して
得たものが昇華して、
きめ細やかに才能を発揮できると思います。
誰でも自分の一番の弱点が
一番の戦力になります・・・が
それも自己総括と
自己覚醒の闘いと努力なしには
手に入りません。
つまり潜在意識の中での
逆転が起きないとね・・・。
弱点を自問してみると、沢山でてきます。
いい言葉で心に沁みました。ありがとうございます。