悲しみなんか蹴っ飛ばせ・・・ロックで! |
千葉から高速をぶっ飛ばした::。
新しく買ったノートパソコンを持っていったので、
向こうでブログを書くつもりでいまいしたが、
見事つながらなくて
オバサン二人がアタフタして
お手上げ状態・・・。
二日間お休みしてしまいました・・・。
5月3日から
2007年度の「七井土の灯」バージョンの開始です。
オープニングは、ハーブとガーデニンググッズの店
「トレジャー」の出張販売からです。
さて今日書きたいことは
ロックの後ろにある深い世界!
若き日、
高校でロック史を教えていた時代のコトが
なぜか蘇えり、
この前書いたビリージョエルや、
スティビーワンダーの曲の底に
累々と受け継がれ流れている、
人間の深い嘆きとそれを超えていった、
黒人の世界から、
プアーホワイトたちの
血のにじむような苦悩の中から
あの底抜けに愉快で明るい
ロックンロールが生まれた・・コトを
スコシ書きます。
コロンブスなどの、
大航海時代が始まり、
新大陸、アメリカの発見により
たくさんの白人がアメリカに自分たちの夢をかけて
移住しました。
その裏には奴隷としての黒人達の痛ましい犠牲があり、
そのことは誰でもご存知だと思います。
しかし、
この黒人達の優れた音楽性が彼らの
命をつなぐ魂の歌として、
過酷な労働のときのワークソングとして、
いつも彼らのそばにありました。
そして祈るときの聖歌や
お葬式のときの
弔いの曲・・。
それらの底には
苦難や逆境を生き延びようとする
黒人同士の強烈な連帯感や
怒りや呪いを超越し
希望に変えていく
強靭な生命力がありました。
ワークソングや聖歌は
次第にゴスペルやブルースやラグタイム(葬式の時の音楽)として
黒人独特の文化を背景にじわじわと
形をなしていきます。
しかしそれが日の目をみるまでは、
長い年月と人種差別との戦いなど
気の遠くなるような忍従と抑圧のナカで
それでもじわじわと
白人社会の底の一画に浸透して行きました。
深い悲しみと懊悩を呑み込んでね、
それでも愉快にやろう、
ソンナモンなんか
ぶっ飛ばそうゼッ!・・・という
軽快でパワフルな音楽に増幅していきました。
へこたれない
苦しみを蹴っ飛ばす・・・!
そんな
強靭な精神を
あのレイチャールスに、
ロックンロールのチャックベリー(ものすごくカッコよかったー)
オカマのリトルリチャード
そしてジャズの、ルイ・アームストロングや
カウント・ベーシーそしてデューク・エリントン
もうたくさんいて書きキレナーイ!
実は元はロクでもない、
乱暴者やヤクザなチンピラだったりして
そんなヤツラが多いんだけれど
それだけに
正直で、隠しようのないうめき・・・!
汚いけど、胸がすく悪態言葉!
聖濁渾然・・・・!
その分
音楽にこめられたオモイが濃くて・・ね
悲しくて、面白くて!
むかついて
すっとして
もう、
なんでもありさ!
その魂の線の上に
ボブ、ディランやビートルズや
そしてビリーがでてくる。
だから
なぜロックやジャズがすごいかは
底に流れている
ナニゴトをも、
けっと飛ばして
生き抜く
反骨の精神が
超越しようというエネルギーが
あるからです。
そして
それは
本当に
美しい・・・!
また書きます。
今日は
コレまで。
子供の頃、学校の教科書で読んで以来すっと好きだった「私を束ねないで」がまた読みたくてこちらにたどり着きました。
あの自由な精神。あれが自分だ。
…そう想いながら、毎日の役割を忠実に果たしている自分、ごく近い将来に必ず来る自分の役割を、本当は肩に重いのに「私が背負う」と決心し、そんな生き方の分岐点で大人として大きな選択を決断しようとしている自分。
この記事を見て、私もそうだった。とんがって純粋で熱くて…なのに今しようとしている決断。
今、こちらの決断をしたら、自分はあの詩の様に生きることを放棄してしまう。
色々、感じました。記事に出会ったことに感謝します。