人生のお手本・・! |
まだどう生きたらいいか、
迷い続けている。
しかし、昨日書いた弧島先生の生き方は、
一本突き抜けていたなぁー!
その人間が幸福になるには・・・・!
というところに焦点を絞りきって
ただひたすらに
クライアントのゆがみを矯正していった。
そこには信念に満ちた自信があり、
深い人間愛があったように思う。
この世に生まれ出でたときの人間は、
まったくの純白で
それはいかなる人間もそうで、しかし
生きて行く過程での
自我のゆがみや汚れが
その人間の行動や生き方を方向付けてしまう・・が、
それでも
人間の本質が美しい白であることを
先生は
信頼し続けたと
おもいます。
特に幼児期の心に深手を負った者や、
幼児期に絶望した人間が、
自分や、
他人を信じられず、
自己卑下や
ことある事ごとに自分を責める、
どうしても自分の縛りを解くことができない人間に対しての
ふかい共感と受容は
なみはずれたものが、
ありました。
先生が、
過激な強い口調で相手と対決するときには、
どうしても、その人間を救い出したいという
強烈な思いにかられ、
一切の凡念をすてて、
立ち向かっていかれました。
自分を守ることよりまず相手を救い出す方が優先。
しかし、それがどんなに無謀であるか、
ひとつ間違うと、
相手は一生先生を恨み続けるでしょうから・・・。
論理はきわめてシンプル・・。
自分しか見えない利己的な人間。、
他人に依存し
自己防衛に走り、
自己の主体を生きていない人間。
自分を萎縮させ、、
いつも受身で生きている人間に対して、
先生は
人生は自分が能動的に生きることにより
初めて、
自由と平安を勝ちとれるのだということ。
すべての人間の人生が、
その人間がどう生きるかの意志にかかっていること。
他人に寄りかからず、
自分の人生の、
すべての責任を引き受けて生きろ・・と、
いうものでした。
他人に依存していては、
甘えて責任を回避していては
何一つ手に入れることはできない・・・。
自分の人生を豊かに
希望に満ちたものにするのは
すべて自分のあり方にかかっている。
どうしても甘え穴から出てこない者は、
怒りに満ちて引きずり出しました。
怖くて
なかなか自分の守りから出られなかった人間が
先生に引きずり出されて、穴をでた瞬間、
彼がそこに見たのは
暖かい人間に守られた澄みきった空でした。
怖いと思い込んでいた自分の思い込みの殻が、
はじけてこぼれ落ちた瞬間
世界は180度転換して見えてきます。
自分の心に幼児期に刻印された負のイメージを
退治し克服した瞬間から
それまで自分を苦しめていた世界がしぼんでゆきます。
人間不信が信頼に変わったとたん、
弱さは強さに吸収されていきます。
先生はなんとしてでも、
そこに連れ出したく
捨て身でカウンセリングしていました。
すごい人でした。
きっと自分の命なんか念頭になかったとおもいます。
先生、かっこよかったなあー・・・!
胸がすく・・。
今日、目が覚めてからずーっと先生に勇気付けられています。
私はなんてつまらないことに足をとられて
本当にいつのまにか、
自己防衛体制に入っていて、
あーあ・・・!
もっと全身のエネルギーを開放して
はじけとばなきゃあーと
おもいます。
弧島先生が死んで
もう、
この世にいない、という喪失感が
逆に
私になにをしたらいいのかを
突きつけてきました。
やっと、
私の人生のお手本を
見つけた気がします。