オッサンこおろぎ |

スイッチを押すとオッサンこおろぎが鳴きます。ニヒル牛で買いました。
掃除したり、歩いたりして動いている時は
頭にいろいろ浮かぶのに、
いざ座ってブログを書こうとすると
思考停止になる。
でもさっき心に
人生は飛び散ったじぶんのカケラを
拾い集めることかもしれない・・・と
浮かんだ・・。
そう思うと、
ソウかも知れない・・・。
先日アル人から
自分は
離婚することはすぐ頭にイメージできるが、
うまくやっていくと・・いうと
なかなかどうしたらいいか
わからない・という話しを
聞いた。
彼の両親は彼が中学生の時に
離婚したらしいから、
彼が結婚生活を旨くやるための
モデルがないわけです。
モウ10年くらい前になるとお思いますが、
離婚寸前までなった友達夫婦の話し合いに
つきあったことがあります。
お互いが相手を受け入られず
相手が悪い・・ということに執着して
とうとう夜半の2時まで足止めされて
しまいました。
疲労もピークに達し
いやけがさしてきて、
思わず、
『アアモウいいから離婚しなさい。
でも言っとくけど、
アンタ達の娘は二人の姿を見て
結婚できなくなるよきっと・・・絶望してさー・・・』と
タンかを切ってその日は帰りました。
次の日友達から
「・・・・ちゃんの為に離婚するのは
やめる・・。」という
電話がありました・・。
そう
それでいいんです・・。
親ですからね・・・。
モデルです。
極端に言うとね
好きとか嫌いとか
愛しているとか、いないとかは
結婚の入り口のことで、
結婚してともに人生を助け合うと
言うのが
本流だと思います。
二人の人間の自我が
クロスするのですから、
時間がたてば相当の違和が
生じてくるはずです・・。
コレはどんな人間と結婚しても
どれほど相手を取り替えても、
同じです。
要は自分のほうが問われているのです。
相手が突きつけて来る自分との違和を
どう受けてとめて自分の世界に
統合していくか・・。
相手は自分にない世界と情報を
持って来ますから、
同様に自分も相手にはない世界を
突きつけていて・・・。
その二人が
お互いの世界と情報を理解し、
受け止めるまでには、
七転八倒の戦いや苦しみがあり
解決していくには、
時間がかかります。
結婚とは
そういう
揉め事や、
厄介なことから逃げず
相手ときちんと向きあう
「誠実さ」を
問われているのだと
私は思っています。
ひとりの人間として・・の尊厳と成熟をね・・。
結婚幻想の中にいたら、
なかなかその「違和」に
気づくことができません・・。
相手のオカシさには目がいっても、
自分のオカシさには
なかなか気づけません。
人間は頭の数だけ
世界がありますから、
そこんとこをわからず、
ぜーんぶ自分の世界の価値意識で
地ならしされても
困りますネエー・
でもそういう人、
たくさんいますよ・・・。
頭では理解していても、
いざ感情となると、
この違和を受け入れることは
とてもむずかしい・・。
ときに
自分のアイデンティテーが
崩されることですから・・!
人生は
時間をかけて
この違和を受け入れ
自分の世界に統合していくことかもしません。
先日の殴り込みは
この誠実さにたいしての怒りが
もう力尽きる寸前でした・・・。
相手と自分との統合をあきらめたら
そこで、終わりです。
相手が突きつけてくる、自分との違和を
受け入れるには、
自分の自我を叩いて
焼き直しをしなければ
無理です・・・。
それはとても辛い作業です。
自己執着の紐を
解かなくてはなりませんからね・・。
どんな夫婦も相手は鏡で
自分のオカシさを
映しだしてくれます。
本当はありがたい
人生の戦友かも知れません。
お互いが
その違和を統合して、
ソシテ自己完結したとき、
初めて
魂のレベルで
心が通じ合うのか・・なあーと
思っています。
なかなか
大変です・・・。