善く生きる。 |

青梅の丹三郎屋敷で食べたサワガニの素揚げです。
でてきた姿がもう絵でした。
どうしてソクラテスかというと、
このところの年金騒動をみていて、
ソクラテスの「善く生きる」という言葉が
しきりに浮かんできたのです。
いったい何時から日本人は
こズルク生きるとか
甘い汁をすって生きるとか
要領よく生きるとか・・・に
なってしまったんでしょうかねえー・・・・?
はるか昔から
天につばをすれば
自分の顔に落ちてくることや
まいたタネは自分が
刈り取らなければならないことは
自明の理としてあったでしょうに・・・。
欲どおしく生きたらどうなるか、
目先のことばかりに囚われて
利己的に生きたら
どうなるか・・・、
そんなことは誰もが知っていることでしょう。
政治家たちはまるで
コメディアンで、
でもホンモノのコメディアンは
ちゃんと計算していますから
さしづめ、
権力にしがみついた
ホンモノのアホ・・というところでしょう。
役人といえば江戸末期の幕臣の日記を
昔、読んだことがあります。
それによると、
モウたるみきったお役人達が
長州征伐に出かけるのですが、
物見遊山もいいとこで、
自分たちが置かれている危機がまるでないのです。
途中のはたごや湯屋で遊び、
博打にうつつをぬかしたり、
遊女といい中になり、
モウ隊はとっくに出発しているのに、
マダぐずぐずと宿場で
遊んでいる役人ども、
これじゃあー
戦力なんてアリマセンから、
やっぱ長州が勝つに決まってましたネエー!
それにしても長州の奇兵隊、
高杉晋作・・カッコイイですねぇー!
世の中の流れに疎く
甘い汁を吸って
腐っていくのが
役人の常なんでしょうか・・?
・善く生きる・・・とは・・・?
自分が滅びないように・・と
ソクラテスが言っているように
思います。
それとモウ一つ、
昨日書いたことから・・・。
人はその字のとおり、
よりかかって生きている・・・、
支えあうともいうようです・・が、(笑い)!
昨日書いた
人間どうしは対等・・ということが
はっきり見えてくるには、
他人も自分と同じくらい・・、
大変な処を生きているという
認識がないと見えません。
ついつい自分より他人のほうが
よく見える。
よく見えなくても
他人が、
実はこんなに苦労している・・・、
なんてのことが
見えていない人のほうが、
多い。
自分ばっかり・・と
つい
思ってしまうのが
人の常です。
もしかしたら、
自分のほうが
よほど恵まれているかもしれないのに、
どうしても
となりの芝生のほうがよく見える・・(笑い)、
他人も自分も
己のことで精一杯のはずです。
他人に依存せず
対等ということが
いかに難しいか・・・!
自分にいいきかせながら
書いています。
では。