内藤瑤子・ 最新作 |
内藤瑤子さんの最新作品です。凄いです!
ホンモノはもっと鮮やかで
迫力があります。
うら若き女性、内藤瑤子さんの
内面から放射スル才能には
いつも驚かされる・・・。
最初に見た絵は、
情念の深淵が描かれた人物画で、
彼女が10代に描いたもの・・。
昨今の作家ではどうしても満たされなかった
深層の絶望感が
そこに描かれてありました。
それは人間というか
もしかしたら、
私だけの思い込みかも
しれませんが、
人の存在そのもの全部を包み込む
薄い胎盤膜のような全体性があり、
胎児が生まれて
生きることによって損なわれていく以前の
魂の全体が
そこに描かれてありました。
あまりにも冥く絶望的だからこそ、
そこを起点に生きている彼女の才能の中に
未来への激しい胎動を感じました。
以来彼女との・・というか彼女の絵との
付き合いがはじまりました。
今回の絵をみて
あの冥さがひび割れて
強い生命の光が
はじけてきている・・・。
絵は挑戦的で
美しく
その全身で私に迫ってきます。
ああ、元気がでますねー!
美しき魂の告白・・・。
こんなに赤裸々に魂で描いている作家を
私は他に知りません・・。
すばらしいです・・・。