新しい時代! |
もうすぐそこに透けて見えている新しい世界・・を!
開国が手に届きそうな時代に垂涎しながら
彼が生きている。
貪欲に好奇心満々で、
ご法度をうまくかわしながら
西洋の画法を
取り入れている。
小布施の美術館で下絵のデッサンを見たけど
もう、すごかった・・・・!
今の時代を考えると
そんなに遠くないところに
新しい世界が透けて見えてるんだけど
手がとどけない苛立ちを感じる・・・。
スっきり
卵が割れて
さっそうと新しい世界が出てくれば
どんなにわくわくするかと思うが
それがなかなか・・・!
北斎もそんなジレンマの中で、
親友の柳亭種彦が権力に見せしめとして
なぶりごろされてしまう。
こういう過渡期は
今までの時代の理念からは、
説明がつかないような事態がたくさんおきてくる。
ちょうど現代もそういう時のような
気がします。
そんな中で昨日見た
金子晴香さんの版画は象徴的でした。
彼女なりに
今までのタブーを破って生きようとしている
裸のひとがいる。
今までやってはいけなかったこと。
今ならやれること。。
偽善や義務を蹴っ飛ばし。。。
気が触れたフリをして踊りまくり、
親切そうでべろを出し・・・!
さあー
縛っているものから
開放だー!
遠くに透けて見える開国の世界は
きっとこんな風に
今の
自分を
放棄、
蜂起することかなあーと
おもいました。
あと五年生きれば本物の画工になれるのにと言って
北斎は90歳で死にました。
その五年後に
日本は開国しました。
北斎が生きていたらもう
ぶちきれて、
自由奔放に
すごい世界を描いたでしょう。
あと何年で
今の時代が終わり
新しい時代が羽ばたくのかなあー・・・!
筋肉でデッサンなんかよかったですよ!要は北斎の生き様に魅力があるんですよね・・・。あとは瑣末なことでねえー!