高砂親方、がんばって・・・! |
隣席にまるで相撲取りのような体格の青年が
座っていました。
彼は台湾から日本語の勉強に来た留学生で、
夏休みで帰国するとの事でした。
彼と四方山話が弾んで、
旅はとても楽しかったんですが、
前席に座っていた幼女が
度々私たちの方を振りかえり
ついに彼に向かって
お相撲さん・・?と
聞きましたが・・・が
彼は無言・・・zzzzzzzz!
そのやり取りが面白かったのですが
私は笑うわけにはいかず、
噛殺しました・・・。
彼はカタコトの日本語で
松屋の肉丼がおいしいとか
台湾の肉は本当においしいなど
いろいろ話してくれ、
なかなか素朴ないい青年でした。
さて今日朝青龍がモンゴルに帰ったらしいけど、
朝青龍の一連の騒動はこっちに置いといて、
あの親方の
高砂さんがいいじゃあーないですか・・・。
世間からは無能の親方みたいに言われているけど、
確かにこの間、騒動は広がるばかりで
彼がそれを収拾できないことはよくわかった・・・が
それでもあの肩章のあるシャツを色違いに着こなして、
自分のふがいないさに
テーブルをたたいて
弟子と協会の間を行ったりきたり、
ビンタ一発喰わせるでもなく
上下の相撲界では珍しく
行動がダンディーです。
優柔不断・・・ともいいますが(笑い!)
もしかしたらこのやさしさが
朝青龍を伸び伸び育てたのかもしれないし、
又強い横綱にしたのかも
しれないよ・・・・!
彼のトコには前にも
ユーモラスなパフォーマンスをスル
”朝の若”というお相撲さんがいて
ばかだねえーと言いつつ
楽しかった・・・。
強権的じゃなく
どこか
ずっこけていて
それにあの肩章ある
ハイウエイパトロールのような服を着る親方の
キャラに
とても親近感をかんじました。
確かに朝青龍に
こういうピンチの時は
こうやってしのぐんだよ・・と
教えてあげられない不がいなさはありますが、
でも私はいつも思うのです
日本の若者達のことも含めて、
どうしたらこの若き青年横綱を
生かせるか・・・と
いう風にはちっとも頭が廻らなくて、
潰すほうとか
追い詰めるほうにばかり
方向付けてしまう日本の”悪い癖”は
やめたらいいと思います。
甘やかすのではなく
きちんと責任を取らして
再生できるように
道をひき
まわりの大人たちが
もう少し頭を柔らかくして
朝青龍をいかし
自分たちも生きる道を
考えて欲しいモンです。
それでないと
なかなかいい人材は
育ちません・・。
高砂さん
がんばって・・・・!
それにつけても、大相撲は、東西に、魅力ある横綱がそろわないことにはつまらないです。