支配欲を捨てる・・・。 |
サンマルコ広場の桟橋から
高く高く
遠くをみつめる彼は
何を見ているのだろうか!
こういうことはモウ
捨ててしまおうと
先日はカウンセリングに
行ったのです。
それは私のなかにある
支配欲・・・。
他人を支配したいと言う
欲望です。
コレは人より上に立ちたい・・とか
自分は特別な人でありたい・・という欲望でも
あります。
多くは
幼児時代に親、
或いは親に筆頭するくらいの人間から
深層心理に刷り込まれた
その人間の自己イメージです。
ドンナ人も
大なり小なりこういう願望はあるのですが、
それが特別に強化されると私のように
人間関係のなかに常にそれが
頭をもたげてきて
その意識にさいなまれます。
私の場合は父親が男五人兄弟の末っ子として
兄達に対する征服願望を潜在的に持っていたのを
バトンされたこと、
ソシテ父の願望として
ピアニストになるべく
幼児期から英才教育を受けたことが
普通の子ではない・・という自意識が
濃くすりこまれたと思います。
人より上に立つということは
人の数倍、
或いは何百倍も努力しなくてなりません。
ソシテ人に認められる為には
利己心を捨てて
自分を抑制して辛抱し
また、人並みの幸福を
捨てなければならない場合もあります。
ナマ優しいことではありません。
ときには泥を被ったり
冷徹、冷酷な判断も
しなくはなりません。
人間には優越感と劣等感がありますから
お互いにシーソーゲームのように
優劣を競い合うくらいなら
他愛もアリマセンが、
それもあまりやると嫌われてしまいます。
厄介なことに
この人より上に立ちたいという願望は
その人が人より上の地位、
頂点に立って願望が達せられない限り
常に人間関係のなかでその欲求が
のそのそと頭をもたげてきます。
えらそうにしていないと自分が保てず、
ちょっとした付き合いでも
自分が上にいようとします。
逆に下に扱われたりすると
ひどく自尊心が傷つき
落ち着きがなくなります。
わたしが自分の潜在意識の中に
その種を見つけたとき
とてもショックでしたが
何とか克服したいと思ってきました。
ソシテ何度も何度も
そんなことはつまらないことだと
言い聞かせてきました。
人より上に立つということが
どれほど大変かは
うちの父ちゃんの苦労をみていても
わかります
マズ命がけですし
いろんな煩わしいことにも
かかわらなくちゃあーいけないし
心労で追いつめられるし
いつも孤独で
彼の苦労はほとんど理解されないし
その考えを共有できる人も
ほとんどいません。だから
先進なのですが・・。
お金をもらってもやりたくない・・と
頭では認識していますが、
心の中に刻印されたメッセージは
そう簡単にはとれません・・・。
とくに相手もまた支配欲の強い人間だと
瞬間的に心理ゲームがはじまり
お互い譲らず
コレもまたやっかいです。
ぜひ取りたい・・よーと
萩原先生とカウンセリングしました結果、
ひとつには
退行催眠療法で
幼児期のメッセージを発信した人間を
退治する方法もありますが
でも
ここまできたら頂点に立ちなさい・・!
というのが先生のアドバイス。
わずらわしいことも
心労も
命がけも
覚悟を決めて
頂点に立て・・・と。
それから逃げない・・。
ソシテ頂点
人より上にたつ・・事を
達成させる。。。
わたししか
成し遂げられないことを
なしとげヨ・・と先生は言うのです。
すごいカウンセリング
さすが
萩原先生・・・
ナミじゃあーない。
なにを成し遂げる・・・?
今わたしにわかっていることは
○自分を縛っていることや
ブレーキをかけていることから
徹底的に自分を解放する・・。
○それらはわたしの成功禁止令でもありますから
最終的には
大成功する・・・。
何を大成功するのか
わたしにはまだみえていませんが
一つ見えていることは
私自身がこの大地に
チャーンと足を踏みしてめて立つ・・。
不動なまでに立つ・・。
そして次に
わたしのまわりにいる人間たちが同じように
大地に足を踏みしめて立つように
サポートする。
その役割に対しては
自信がある・・ということです。
それはコレまでのさまざまな学びの中から
事の道理を率直に検証し
常に起動を修正し
極力ありのままの自分を
表出してきた。
その自分に
自信を持って極めてイケ・・・!ということだと
思います。
誰もかなわない自分になります。
そして
それが達成されたとき
それまでわたしを苦しめてきた
私の支配欲が消え
こだわりが消え、
おそらくすかすかカラカラになった
わたしが透けて出てくるでしょう。
あと10年
あと10年の歳月の中でやり遂げて
私は
終わると思います。