石を拾う・・・。 |

加茂縞織りの
ジャケットです。
大きく鳥が
羽ばたいているような
フォルムです。
昨日家事をしながらちょっと見た画面ですので
話の流れは詳しくはないのですが
ちょっといい話だなあーと思ったので
書きます。
NHK 朝ドラで、
里親のところで育てられている女の子を
里親の主人公の女性が叱り付け
その子の心の傷に
触れてしまいます。
その子の心の屈折が
その傷にあることを伝えられて
彼女は悩みその
里親の制度を統括している所へ
相談に行きます。
そこでその所長らしい人物が言ったことが
いいんです。
その子に確かに傷があるが
だからといって
その傷に触れないように
せず
そういう先入感なしに
ひとりの人間として
自然な成り行きのなかで
向き合ってくれ・・・。というものです。
人間がみんな誰でも心の中に
心理的な傷があります。
それが深くて
その傷に囚われて身動きできない人も
います。
しかし
だからといって
腫れ物に触れるように相対していては
何時までたってもその人は
そこから動けません。
私達は多くの見知らぬ人々と
共同で生きいますから
ほとんどの人は
その傷などおかまいなしに
接してきます。
確かに深い傷のある人は
大変かもしれませんが
その人も
その傷を受け入れ乗り越えていかないと
新しい未来が
開けてこないでしょう。
かんたんに傷が癒えることはないでしょうが
ゆっくり、
ときには人生のすべてが
その傷のいやしに費やされることだって
あるでしょう。
私の人生も
ひとつひとつ石を拾いながらでした。
これからも
まだまだたくさんの石を
拾うと
思います。