保護されて楽なところにいると・・・? |
保護されて楽なところにいると
取り残されていくということに
ついて・・・。
私は35歳の時
再就職しました。
それまでは専業主婦として
子供を育てながら、
家で近所の子供にピアノを
教えていました。
それから
またある私立高校の講師として
働き始めたとき
あまりにも生徒達の様子が変化しているのに
驚きました。
自分が家庭とその周辺だけで
過ごしている間に
時代は刻々と変化していました。
最就職した当初、
自分が浦島太郎のように
時代から取り残され、
考え方が古臭く
逆に生徒達の感性は新しく
キラキラと輝いていました。
先日NHKの朝ドラで
西田敏行を見た娘が
古いなー・・といいました。
西田の演じる人情肌のオジサンが
もう古臭くて、
現代では人情・・ということの偽善性が
剥ぎ取られて
人情の奥にあるその人間の深層心理までが
描かれる時代なのに・・と
いうのです。
つまり人間心理の核心にたいして
モット迫った人間観を
若者達は見抜いているから
西田の演技は
ワンパターン化し
古いというか、限界にきている。
西田敏行さんは
きっとステキな人だと思うのですが
脚本の甘さか
人間観の浅さか
現代のいわゆる凄い俳優さんたちは
モット厳しい所まで演じている・・というのです。
むずかしいですね。
しかしわたしも
それと同じようなことを
仕事という面から
ひしひしと感じています。
アリトアラユル面において
自分が身に着けていた
古い感性や考えを洗いなおさないと
現実についていけません。
時代がドンドン進行し
情報が溢れ
メディアがドンドン生活に入り込み
世界がグローバル化し
家族にしろ
友人にしろ
近所の人間関係にしろ
古い関係性がドンドン崩れ
関係が厳しくなっているというか
安易に
受け入れてもらえなくっています。
知らないうちに
人間が様変わりしているのです。
もし自分が今ままでどおり
専業主婦として家庭とその周辺だけで
うろうろして
闘うこともなく、
夫に保護されていたら、
おそらくこんなにも
世の中の変化を理解することは
出来なかったでしょう。
今の若者や
新しい文化に対してはきっと
ちんぷんかんぷんで
周辺文化に埋まり、
狭い世界のなかで
古い文化にしがみついて
いまどきの若者は・・とか
昔はこうだったのに・・と
過去のほうばかり向いていたかも
しれません。
ビジネスをやるということは厳しくて
いつも現実と格闘し
思うようにならないことを
いかに超えて
成功へと向かっていくか・・、
ほんとうに大変です。
何時もいつも試されていて
寝ていても
課題をどう突破するかを考えています。
でもね
オモロイです。
先日ある友人と会ったときに
田舎に篭って
あまり人と付き合わないでいられて
楽になったと言っていましたが
話す内容は
過去のことばかりで
ちっとも面白くアリマセンでした。。
ああ、いつも、楽になりたいと思いますよ
私だって・・・ね。
でもね
でも
そうなったら
どうなるんだろう・・・?
きっと
ドンドン過去の人に
なるんじゃあーないかと
思います。
マアそれもいいと思いますが、
考えさせられました。