欽ちゃんとタケシと・・・・ね! |
そこで見た欽ちゃん劇団のお芝居が
ほのぼのと面白かった。
オリンピックの聖火ランナーをした欽ちゃんが
タケシから猛烈に批判されている。
聖火ランの途中で妨害が入った事に対して
欽ちゃんがハッピーでおわりたかった・・・とコメントしたとき
私もソレは無いだろうーと少々ムカついた。
だからタケシの言う事もヨークわかる。
国家のコマーシャリズムにウカウカと乗っかっては
いけない・・・芸人なら・・。
芸人の立ち位置は
市民社会からも
国家からも
大衆からも
・・・つまり
群れから離れた位置でないとねぇー!
いつもいう川原乞食の
厳しさを持っていないと・・。
体制のなかに組み込まれて
国家のお先棒をかついじゃあーいけないよ。。。欽ちゃん!
でも
でもね
欽ちゃんのお笑いはタケシのように
追い詰められて抜き身でいるようなお笑いじゃー
ないんだね。
欽ちゃんは破れ傘みたいに
骨も折れて傘の破れ目からそっと世の中を
伺っている
大衆のお笑いで、
いわば、
ことと次第によっては
なんでもしちゃうという
ときにこすからく
時に権力に乗じて甘い汁をすするいわば
表面は棄民的弱さ、ズルさ
そして強さを持った
そういう
立ち位置にいる大衆芸なんだと
思います。
だから欽ちゃんはやさしいでしょう。。
欽ちゃんの芸は
大衆に対する媚があるから
悲しくてやさしい・・。そして
確かに大衆の
愛と涙に焦点をあわせて生き延びている。
しかし
欽ちゃんのは
笑ってごまかすしかない無力な大衆の
本当は
薄気味悪い
ニヒリズムの立ち位置なんだけど、
タケシは許せなかったんでしょうね。
どちらも自分の位置を立ち上げている芸人で
すごいけど
私はどちらかというと
ほんとうに
ろくでなしで、
どうしようもなく
今
恐喝問題で
引っ張られそうな
中田カウスなんかのほうが
芸人の孤立した道を
寒々と歩いていて
いいなーと
思います。
大衆からも
国家からも
仲間の芸人からも
孤立して
口先三寸で生き延びて
オモロイなあーと
思いますが
どうでしょうか・・・。
4日浅草花月
見に行くぞー!