美しい絵! |
○わたなべいくこ絵画作品 「カプちゃんのベッド」
一応作品を見るときその作品が美しい・・かという事を見ます。
美しいとは造形が綺麗とか巧いということではありません。
造形がブサイクでも、汚れていても不気味でも、
美しいことがたくさんあります。
逆に
巧く美しく描かれていても
そこに媚びや作為やなにかイヤーなものを感じるとき
決して美しいとはおもいません。
悲しみや絶望や深い懊悩が突きつけてくるものも、
美しいです。
作品の中になにか赤裸々なものが感じられるとき
人間は本当に素敵だなあーと思います。
たいがい不器用にしか生きれないし、
満身創痍で、でも懸命に生きてる・・そういう
日常の仮面の奥にあるものが
芸術では作品に透かされて浮き上がってきます。
それに私は胸倉をつかまれて感動するのです。
時々深く頭を下げたくなる作品もあります。
ああこんなに必死でひたむきに生きているのだなーと・・。
冒頭の絵は
わたなべいくこさんの作品です。
一心に描画にむかう彼女の姿には
自分を極めようという殺気があります。
おそらく自分への集中と描く以外は
まったく何も考えていないと思います。
ひたすら画面に向かって突き進んでいると思います。
おしゃれだなーという絵はたくさんあります。しかし
おしゃれな絵は美しいと
私はおもいません。
そういう絵はたくさんたくさんありますけど
たいがい
心の傍をすーっととおりすぎて、
あっ、すてきね・と消費されていきます。
いい絵は瞬間的に胸に突き刺さり
うっと胸に圧力がかかります。
それになかなか消費されません。
また難解な場合もあり、理解されない事も
多いです。
わたなべさんのこの絵は
うつくしいです。
彼女が語りたい、伝えたい言葉や物語が
絵の奥へ奥へと誘い込んでくれます。
まるで赤子が語るように幼くでも
きらきらしてます。
この絵を展示するかはまだ、決めていませんが
彼女の描いた、60点の絵の中からできるだけたくさん展示しようと
思っています。圧巻です。ぜひ見に来てください。
○10月21日~26日
毎日毎日ふらふらになるまで絵を描いていますよかったらホームページを
のぞいて見てください
http://www.takayuki-oekakichamp.com/
「お絵かきチャンピオン小林孝至」でも
検索できますよろしくお願いします
よかったらメール(norakuro@wind.ocn.ne.jp
)も待ってます