しっかり生きて、ついでに生きて・・! |
そのニュースを娘と話しながら
もしかしたら、自分の女に手を出した・・とかで
ヤクザに襲われたんじゃーないの・・・?って
それもありうるー・・なんて
妙に二人とも納得したりして・・・。
カウス師匠のことだから
蒔いた種はいろいろあるでしょう・・・(笑い)
先日みた”すべらない話”のなかで、
いいなあーと思ったのが
ナイツの塙の話。
寄席の先輩芸人に
呑みに行くことを誘ったら
午後3時に落ち合って
立ち食いのすし屋で
ちょつと呑んで
さっとおしまいになったという話です。
以下は私の思い込みと
想像ですが・・。
なにがいいって
いつも話が長すぎて、
中途半端に終わってしまうその先輩の話を
じっくり聞いてあげよう・・という塙クンのやさしさが
まずいいです。
そして
思いもかけず若いモンから誘われて
息が上がってしまう初老の芸人のとまどいが
初々しくて、
いいなあー。
そしてなにをおもったか、
中途半端な午後三時という時間に
まちあわせを設定したその初老芸人の
そのちぐはぐさがいいです。
そして
テレなのか
お金がないのか、
立ち食いの店で簡単に呑み、仕上げてしまう
そのことがとてもいいです。
塙君のやさしさに思わず感激してしまう先輩芸人の
純粋さというか
そういうことを歳をとっても
持ち合わせていて
いつも長くおしゃべりして、話が止まらないのは、
もしかしたらその芸人の対人関係が苦手な
不器用さの裏返しかもしれないし
だから
じっくり腰をすえてのむことが
ほんとうはとても不得手なのかもしれない。
でも自分のそういう本心をなんとか
他人にケドられないように
取りつくろい
自分の小心さとむきあいながら生きてる
それもまたステキだなあーと思います。
私の中にも
しっかり自分のアイデンティテーで生きよう・・という意識と。でも
そんなに気負わずに
ついでに生きてる・・くらいでイイヤ!という
一見矛盾した二つの意識があります。
しかし、
しっかり生きてるからこそ
ついでくらいの軽やかさが必要で
ついでに生きてる・・くらいの
心の余裕があるからこそ
けっこう自分らしく生きれている・・とも
思います。
誘われて嬉しいけど
ほんとうはシャイなのがバレてもなーと
そういうちぐはぐさが
きつとその人のゆかしい味になっているのかも
しれません。
誰でもそういう二つの点の狭間を
いったり来たりしているのかも
しれませんねえー。