圧倒的な自分でアレ! |
なんだかマスコミの論調も
微妙に変化してきましたねえ・・・(笑い)
勝てば官軍で、
負ければ袋だたきだったところですね。
弱いと見れば
足を引っ張って
自分のレベルまで引きずりおとして
強いとわかるとなびいてくる・・。
人間としてなんとも情けない・・と思いますが
これも人間のさがで
私自身もこういう目に会った事が
何度もアリ、
その経験の中から
ひとつの教訓をもっています。
それは圧倒的な自分を造りなさい・・ということです。
人間は弱いと見れば
はなから見下して
ちょっかいをかけてきますが、
強い、それも自分より断然強い・・となると
もう観念して、逆に尊敬すらしてきます。
だからいつも圧倒的に
とび抜けて強い、
或いは優れている・・という自分を
造ります。
それは、みかけだけではなく
内容的にもです。
それには並大抵ではない
努力が必要ですよ。
そして
甘えや依存は捨てることです。
自分の頭に旗を立てるんです。
これも依然書いたことがあります。
亡くなった母から聞いた話です。
アル俗文学の作家が
世間的に名を成した高名な文学作家に
会いに行きました。
そのときその俗文の作家が
自分はどうしてもその俗文作家というイメージから
抜けられない・・とこぼしたそうです。
そのときその大作家が言いました。
「旗をおたてなさい・・・!」
自分という旗を立てろと
いうのです。それは
俗の中に埋没せず
たった一人で文学に向き合っている・・という
孤高の旗を・・立てろ・・というのです。
誰が見てもはっきり
この人は自分達とは一線を画している・・という旗
誰が見てもこの人は自分の志以外には
目もくれない・・という旗!
そういう自分の旗を立て
周囲にはまみえず
一心に小説を書く・・。
この旗の話はいつもわたしの心の片隅にあり、
どうせ生きるのだったら、
しっかり自分の旗をたてて生きようと思います。
そして言います。
圧倒的な自分でいなさい。
頭ひとつくらいぬきんでている・・くらいでは
だめです。
人間は悲しいことに
自分と五十歩百歩くらいの差だと
相手の足を引っ張りたくなります。
自分の手が届くと勘違いしてしまうのです。
手が届くわけがない・・・くらい
もう追いつきようがないくらい・・・。
ただしこうなるためには
並々ならぬ努力と精進が必要です。
そして
断っておきますが、
それは負けん気が強いとか
勉強ができるといかいう類の強さでは
アリマセン。
その人間のスケールが圧倒的に
大きいということです。
幅のひろさや深さや教養の豊かさや
発想の意外性に置いて
圧倒的にスケールが違う::ということです。
朝青龍の見ていると
彼が物凄い稽古で身につけた
相撲の技がよみがえっています。
おそらく
若き日々に身体で覚えた技でしょう。
他人の餌食にならず、
つまらないコゼリアイを仕掛けられて
エネルギーを吸い取られないためにも
圧倒的な自分を築いていくことだと
思います。
ひたすら自分を磨いてね。
わたしの60余年いきた
教訓です。