品格、品格と軽々しく言うな･･･。

朝青龍が横綱の品格がどうのこうの・・と
言われているが、
そもそも、品格ってなんですか・・・・？

わたしに言わせると
そんなに軽々しくいうほど
品格なんてものが人に
備わる訳がない・・。

品格というのが
もっとお行儀よくしてください･･という程度のものなら
そうなんでしょうけど。。

人に品格が備わっていくには
その人間が自分の煩悩や懊悩と戦い、
あがき、のたうちながら
考察し、思惟し、
そういうながーい葛藤の中に
泥の中から生まれる一粒の玉のようなもので
奇麗事や事なかれの中で
右往左往するヤカラなどに
備わるわけがナイ・・。


品格がそれほど安易に簡単に備わるものではないこと
知っている者、
また
品格が身に着いている人は、
横綱審議委員会や相撲協会の爺さんばあさんにほどに
軽々しく口にしないでしょう。

わたしには人を貶める口実にしているようにしか
見えない。

軽がるがるしく品格というな・・。

どれほどの人が品格を身につけているというのであろうか


深い懊悩の闇の井戸の中で
苦しみながら、それでも
はるか遠くに光る月の光をめざして
一歩ずつたどり着いていく
そういう人生の尊いものを品格というのだと
私は思います。