かみさまよろしくおねがいします。 |
それでも、心の奥のほうある
ほんの小さな水溜りのような悲しみが
細い管をつたって意識の中に登ってくる。
それは自分を理解してもらえないことや
誤解されたことに対しての
あきらめがつかない悲しみで
もう、人間への幻想も剥がれ落ちできた歳というのに
まだ、そこでウロウロしている自分がいる。
ただはっきりとしていることは、
誰もが、同じようなかなしみや思いをもって
生きているということで
私だけがそうではない・・ということ。
そういう不条理の中に私たちの人生がある。
それでも書こう。
かみさま、どうかこのかなしみが癒えるよう
私の感情を導いてください・・と。
朝と
夜寝る前に
ほっと一人になって
こころが鎮まったとき
ノートに書きます。
私にとっては
崇高なひと時です。
かみさまは、一切の宗教に関係なく、
自分をはるかにこえた力・・のことを
私はそう呼んでいます。
自分なんて小さくて、脆弱で
自分でどうにかできないので
かみさまに放り投げます。
こうして
どうにか
こうにか
自分のエゴや
思い込みをしのいで
今日も一日がおわります。
かみさま
後はよろしく
お願い
します。