成功禁止令と積み木崩し! |
私が生るなかで得たことを
娘や息子はじめ。
次の時代を生きる人の少しでも役に立てばとして
書きはじめました。
今日はそういう意味では
是非書いておかねばということを
書きます。
成功禁止令というのがあります。
幼児期にかかったブレーキがあり、
自分が成功しようとすると
それが無意識にかかってしまい、
せっかく積みあげた積み木をあっという間に
崩してしまいます。
その動機は成功したいのだけれど
成功することによって
なにか怖いことや
厄介なことがおこりそうで、
やっぱり成功しないほうに
方向転換してしまう。
また、幼児期に
『お前は成功してはいけない・・』という
親の暗示にかかっていることもあります。
人によって色々なケースがあり、
一概にこれと言えないのですが、
私が考えている、感じていることで
是非気づいてほしいのは、
自分が深く傷ついている人、
幼児の不安な体験をもっている人、
或いは
どうしても他人とうまくいかない人などは
自分が抱えている傷が余りに深いので
いつも何かあると自分が傷ついたことで
頭がいっぱいになり、
それ以外が見えなくなります。
ちょっとのことで傷ついたり
或いは自分が否定されたと
思い込んだり、
何かひとつでもうまくいかないと
もうすべてがだめな様な気がしたり、
それは自分という人間が
だめとか悪いのではなく、
幼児期のたくさんの傷とブレーキで
自分がいっぱい、いっぱいなのです。
以前私の友人が突然絶交宣言をしてきました。
私が言った一言が
えらく彼女を打ちのめしたらしいのです。
私は彼女を傷つけようなんて
ちっとも思っていなかったのですが、
それをいった瞬間の彼女の顔のゆがみがから、
もしかしたらとは思っていました。
でもねえー私は彼女のために
たくさん親切にしたと
おもいますし、
運転できない彼女のために
彼女の都合を優先し
いつも車に載せてあげてあちこち行ってあげたと
思います。
別に恩に着せ様ということではありません。
こういう人は
人間は自分が傷つくともう、
そのことで頭と感情がいっぱいになり、
それまでの交流のなかで積み上げた
自分の実績や人間関係の
色々な友情や絆や恩を
いっぺんにチャラにしてしまいます。
自分がどれだけ相手に世話になったかなども
すっかり抜け落ちて
ひたすら自分の被害者意識を拡大させていきます。
積み上げた中のたった一点の汚点で
すべてをぶち壊してしまうことも、
自分の感情に囚われて
何の躊躇もなく
それをしてしまうのです。
自分が一段ずつ登ってきた階段が見えなくなり、
自分が積み上げてきた経験と実績の山の"実感”が
乏しくなり、
とても大切なものを
一瞬のうちに
なくしてしまいます。
ナニゴトもうまくいかないことも
いつも人間関係でつまずく人も
直ぐ落ち込むひとも
実はみんな
たくさんの心の傷で
いつも自分と戦っているひとなんですね。
人生と格闘して
ガンバっているひとなんですよ!
でも、もし
自分がそうだと気づいたら
積み木を壊す前に踏みとどまって
考えましょう。
・自分はなぜこんなに感情が荒れているのだろう。
・自分を怒らせている、或いは不安にさせているのは
なにがそうさせているのだろう・・。
・対人的には、相手の○○に自分の感情が反応しているけれど
相手からはいいこともたくさんしてもらった。。
・そして自分が今までその関係のなかで
なにを築いてきたのか・・・。
ものごとは長い時間がかかって成就します。
人は長く付き合わないと、
その人のよさは分かりません。
長く付き合う中で、
お互いの”味”が理解できてくるのです。
自分の努力は必ず報われます。
人生はロジックで、
自分の行為の結果を引き受けるのが人生です。
人生は甘くなく、壊れそうになるところを
エンコラえんこらと踏ん張って、
試行錯誤の中を歩くしかありません。
昨日私は過去の未熟な自分を思いだして、
落ち込みましたが、
今日はもう完全にそこから浮き上がって
ケロリと生きてます。
ああーかみさまは、
人間がひとつのつまづきなんかで
渋滞しないように、
”わすれる”という
自己再生機能をつけてくれている。
自分という人間が
たくさんの体験や経験と知識をもち、
そして
苦労しながら積み上げてきた自分の歴史のなかに
生きていることを、
こころのどこかに叩き込んで
頑張りましょう。
【遺言】って、少し暗いものだと思っていましたが、こうやって前向きなカタチで書き残されているが素敵だなぁとドキドキしました。
僕は今26歳です。
しっかりと人生の参考にさせていただきます。
これからじっくり読ませてもらいます!