自己一致・・・! |
自分の内部、
つまり思いや欲求が
自分の外部の表現と一致していることです。
一番わかりやすいのが、
自分の思っていることと
しゃべっている言葉が一致している・・。
つまり自分にとっての真実を言う・・という
事ですね。
また、行動も
自分の欲求に忠実な行為をする・・ということで
体と心が一体化している状態を言います。
これはなかなか難しく
特に裏表がはげしく、
本音とたてまえを使いわける
日本人と日本の社会では
なおさら難しいです。
自分の欲求や本心を無視するような行動、言動を
とっているかぎり
自己一致という事からは
ほど遠いと思います。
でも、これができるようになると
格段に自分が楽になり
また生産性があがります。
ひとつには
自分が分裂していないため、
集中が増し、
ものごとの、核心への距離が圧倒てきに
近くなります。
逆に
自分が分裂しているひとは
絶えず周囲の刺激ばかりに反応し
周辺をウロウロしなかなか
本質をつかめません。
自己一致ができるようになるためには
自分の生き方をしっかりと
設定して、
覚悟を決めなければなりません。
自分の人生の”核”をどういう風にするか・・・です。
言動一致・・という原則をまもる。
いつも自分のこころにそった言葉を発する・・。
自分の欲求に正直なる。
など、
日本的裏表社会のなかでは
かなりの根性が必要です。
しかし
自己一致ができるようになると
たいがいの事は
じーっと自分を集中させ
体と心の統一ができると
その答えが浮かんできます。また
先日書きましたように
作家なら
その集中と統一の中で
自然に言葉が次々とでてきますし、
絵描きなら
勝手に腕が動き、
自分のすべてがそこに注ぎ込まれていくような
制作が可能になります。
ほとんどの人間は
外部の刺激に反応するほうに
重心がかたむいており、
孤立を恐れるため
周囲や対人的な気を使い
散漫な自分を生きている人のほうが
多いと思います。
人間は様々な体験や経験と
そして学びを自分の中に累積していますから、
集中し、自己統一ができるようなると
ちゃーんと自分がその答えを出すことが
できるのです。また
トレーニングにより
自己統一、自己一致ができるようになると
直観が冴えてきます。
一瞬にして
脳がデーターを駆使して
答えをだしてくれるのですね。
自己一致の言葉は
体の呼吸と矛盾がなく
自然な息づかいのことばですから、
相手も自然に受け取り
違和がありませんが、
自己一致していない言葉は
からだが緊張し、
呼吸がかたくなり、不自然ですので
聞いてるほうも、漠然とした不快感を
感じます。また
相手の体の中に入りません。
自分が自己一致しだすと
困るのは
相手の嘘とまではいかなくとも
本当でないことに違和感が走り
私などはそれで
大分困りました。
でも、
ほとんどの人は
自己不一致で生きておりますから
そこはまあー上手に流していかないとね・・。
人間の脳というのは
ほんとうは、
誰もがスゴイポテンシャルを持っているのだと
思いますが、
恐怖心や怯えや防衛の錆がついて
もったいないなーと思います。
そういう垢がつく前の幼児のポテンシャルは
すごいでしょ!
私は
できるだけ、
正直に
自己一致の生き方を
お勧めします。
せっかくの
人生ですから・・ね。