序章 ほしいのは普通の幸せ・・・№2・・・そんなものあるかっ・・・! |
じゃあ普通でない幸せ・・って
あるのでしょうか・・・・?
香山さんの本から推察すると
なにかのことで有名になったり、
社会的に成功したり、
お金持ちになってなったり・・・・と
社会のなかで突出した人が
”幸せであるような幻想”を
指すのかなー・と思います。
カウンセリングをやってきて思うのは
人間は"すべての人が”
何らかの闇を背負っていると
言うことです。
闇の濃淡はあるでしょう、多少・・・。でも
ドンナ人間も
いびつで
傷があって
どこかちぐはぐで
そういう自分を、なだめたり、すかしたりして
その日その日を懸命に生きている・・:・ように
思えました。
他人の内面の中なんて
絶対見えませんから、つい自分のことばかり
掘り下げて、自分を憐れんでしまったり
他人のほうがよく見えたりするのです。
お断りしておきますが
自分を憐れむというのも、
倒錯した快感ホルモンがでますから・・ね。
また人によっては
成功しないように、
自分がだめになるように・・ばかり
自分を引きこんでしまう人も
たくさんいます、いわゆる
成功禁令がかかっている人たちです。
私は
そういう闇をかかえながら生きている人々に
出会う事ができた、いや逆に、
であった人々は
みんな闇を持っていたという方が正確です。
そのことは私の人間観をヒックリ返し、
人間が生きている"現実"の重さや辛さを
突きつけられたような思いがしました。
この世のなかに
”まるごと幸せなひと”なんか一人もいない・・・。。
例えば事故死したイギリスのダイアナさんだって
有名な女優のオードリ・・・さんだって
あの栄光のマイケルだって
ジョン・レノンだって
聖徳太子も
ブッダだって
日本の皇室の方々だって
みんな
大変な闇をせおい、またパブリックな義務まで背負い
懸命に自分を・・・を遂行しているとおもいますよ。
あの手塚治虫さんだって
漱石も
鴎外もね。
世界の大金持ちだって
世界の有名人だって
きっと同じだと思います。
また
社会の中で突出していく人たち・・・は
人々に埋もれて生きるという、
平凡な生活を禁止されている・・・人々かもしれません。
何かの深い"ワケ”があって、
何が何でも、そういう地位を目指さずには
いられなかったかも、知れません。
生まれつきの天才なんていません。
何かの関係で脳がそういう風にかたより
脳の回路がそこばかり使われたのかもしれませんから・・・。
まあた”ワケ”があって突出しなければならない・・と
思いここんだからには、
ひとの何倍の努力をしたかもしれません。
その影には、犠牲になった人がいるかもしれません。
もう
そろそろ・・結論!
幸せには
普通も
特別も
ありません。
みんな
同じです。
特別に幸せな人など一人もいません。
それぞれの人間が自分の誕生の宿命を背負って
えっこらエッコラ生きているのです。
ただ、あの益川教授も言っていたように
少しずつ人間は進化してきたと思います。
文明はその生きる環境をより生命の保全がなされるように
改良し、進化してきました。
多くの発見と発明と環境への順応と
脳は常に前へ向かって前進しています。
あと50億年地球は持つそうです。
今日は終戦記念日ですが、
私達日本人も大きな過ちと犠牲のなか
人間の価値、生きる価値を
発見して来ましたね。
今の社会は私が幼児の頃にくらべたら
天国のようです。
一人一人の人間が
与えられた宿命や運命を懸命に泳ぎながら
かろうじて自分を全うしていく。
それはモシカシタラたいへんな闇と暗黒かもしれないし
もしかしたら、その両親の努力のおかげで
闇を少ししかバトンされない
穏やかな人生かもしれないです(多分ありえないけど)。
それでも
幸せってなに・・・と問うならば
ドンナ人間も
明日こそステキな人間になろう・・とおもって
生きている・・・という
生命の"善"を目指す”人といういきも”の原像を
すべての人が持っている・・と言ことではないでしょうか。
人間の潜在意識では誰もが
幸せになりたいナー・・と
無意識にそこに向かって努力している・・というこだと
私は思います。
そしてできるなら
長い人生の中でたくさんの過ちを繰り返しながらも
自分に課せられた"桎梏”をはずして
ひとつでも自由になっていきれば
いいじゃないですか・・ねえ。
そしてそれを次の世代の人間に
バトンできればいいです。
そのために
いろんな思い込みから
解放されて、
また逆に
ほんとうに大切なことの優先順位をつけられる"知”を
学び
努力し、
できたら免疫力を落とすようなストレスから
自分を解放して
楽しく生きれるように頑張ることですかね・・。
さて次からは
具体的に書きます。
次のタイトルは
・『恋愛にすべてをかけない・・・。』です。
いいタイトルですねえ・・・香山リカさんさすがです。