9章 うまれた意味をとわない・・・! |
存在する価値とか言われると、
はーてと困ってしまう・・・。
でもどうしても自分が生きているという実感が
ピンと来ない人や、
自分が嫌いでたまらない人は、
なぜ、どうして・・と自分を肯定してくれる
力強い言葉が欲しいのかもしれませんね。
私自身は、たまたま生まれて
そこらへンのありんこと同じくらいで
生きてるから
いきなきゃアカンと思うが
こういう心境になるまでは
いろいろありましたねえ・・。
激しい否定者の父親からうけた
疎外感やまた自己認知が低い自分を抱えて
他人がうらやましく、
裏返ってプライドだけは高く
いつも自分がどう扱われるかと
周囲を見張ってましたなあ・・・。
生きる自信もないし
何ひとつ確信や保障もない人生が嫌で
なんとか
自分が存在する意味や価値をしりたい、
あるいは他者から認められたいと
思っていました。
いつごろから
こんなに
あっけらかんとなったのか・・忘れてしまいましたねー。
もう最近はほんとうにボケて
むかしのことはほとんど忘れてしまいました・・・笑い!
まあ
とにかく生きるしかないから
たくさんたくさん葛藤して
格闘して悩んで傷ついて・・、愚かしいことも
山のようにやって
ついに
こんなになってしまいました。
最近読んでる”松井教授の東大駒場講義録”という本で
宇宙のシステムの進行の中で
地球に生物がうまれ
そしてある必然から言葉を持つ
”人間”と言う種が
地球にはびこって、
さら人工的世界を編み出して・・・云々ということや、
今朝ご紹介した”脳のシステム”を解明した本などを
読むにつれ
なんか
悩んだり、自分いじりをしているよりは
”脳”の凄さに目覚め、
自分のポテンシャルをワクワクしながら
味わいながら生きてたほうが
うーんと楽しいと思います。
脳科学的にも
心理カウンセリングの立場からも
自分にブレーキをかける
不安や怖れは意識的に
さっさと捨てたほうが
よりエネルギーの効率のあがる人生になると
思います。
最近の私はほとんど"直観”でいきていて
余り考察や思惟をしません。
頭が”ぱー”の状態ですが
それも脳のシステムからいうと
60歳になると当然のことらしく
自分でも驚くほど
決断や判断が的中し
ロスがほとんどありません・・すごいねー!
私達人間はそこら辺の石ころや
ありんこなどと同じように
たまたまこの世に存在していますが
いしころも
ありんこも
私たちもきっと
宇宙のシステムのなかで
なにかの必然があって
存在しているんでしょう。
人間だけがメタ認知能力を持ち
自分を鏡に映してみるということができるため
その素晴らしい能力とともに
その反動も手にしてしまい、
悩むのです。
そうしながらも
生命は誕生と死の間を
着々と進行していきます。
そういう有限のなかを
あがくもの、
のた打ち回るのも
面白く
また明瞭なる世界も
妖しい
魑魅魍魎なる世界も
すべてがなにかの必然と意味と価値をもち
この宇宙のシステムのなかの一角
人間世界として
在る、有る、んだと思います。
自分を特別なものとせず、
いちど
悩むことなど蹴っ飛ばして
成り行きまかせー・・で生きてみるのも
いいですねえ・・・。
楽天的にね
楽天的に生きる
これが免許皆伝の
極意でしょう・・・。