冗談言っちゃあいけないヨ! |
ジャニーズの少年を連れて
グルメの店をいく・・という企画らしい番組をみていたら、
凄く美味しいうなぎを食べさす店として
川越の某うなぎ店の渋谷支店を紹介して
食していました。
えっ、嘘でしょ・・・。
冗談言っちゃあいけないヨ!・・と。
川越に有るうなぎのなかでも
私達がそこはどうもねえ・・構えばかりがすごくて
歯がとけそうにタレがあまい・・・美味しくない店だと
思っているのにねえ・・・。
ところが昨日
私達が美味しい・・と思っている店が
紹介されてしまった・・・・とほほ!
お昼のTBSの番組で、高島兄のほうが行った
”東屋”という店です。
こっちの方は
冗談じゃーないよ!
ああー人がたくさん来たら・・・!でも
あのだめな店は客がいっぱいいるけど、
「東屋」は・・・ねえ、
地元の知る人は知るけど繁盛しているとは
おもえないし・・なあ・・。
「東屋」にとってはいいかあー・・・?
川越の喜多院の裏にある「東屋」は
今だに古い昭和の家のままで、
小さなツボ庭や狭くて小幅な黒光りした階段や
昭和サイズの障子や衾など
趣のあるうなぎ屋です。それと
うなぎの味がね、
香ばしく、しかも甘くない!
難をいえば
ご飯がいまいち・・・。
もうひとつ「小川菊」というしもた屋風の店は
ご飯や吸い物は美味しいんだけど
うなぎが「東屋」にくらべたら甘い!
私の曾祖母の家は神戸の割烹料理屋で、
曽祖父は、
伊達藩の祐筆だったのですが
明治のご一新を機に、江戸で天麩羅やをひらき、
その後神戸まで流れてそこで
成功しました。
だから母はその味をしっかり受け継いでおり、
江戸時代の料理は、ほとんど砂糖を使わないで
甘みを工夫して出すのが"粋”だと
教えられました。
弟が母と私を銀座の有名な料理屋に連れてってくれたとき
そこで出された”黒メバルの煮物”を食べた途端に母は
「甘い!」といって箸をおいてしまいました。
砂糖を使う店は、味をごまかしている・・といって
食べませんでした。
「東屋」の味が江戸の味かどうかは
わかりませんが、
甘くないのが美味しいです。
料理はおくが深くて
刺身の調理なんかは、
腕がないといくら新鮮でも
味がなくなってしまうらしいです。だから
地方に行くと新鮮で・・・と言うのも
はなはだ疑わしく
私はやっぱり東京かなあ・・と思います。
先日行った浅草の御寿司屋も
小ぶりの寿司飯にちょっと載せたわさびが
なんとも香って魚の味を引き立てて
大将がネタにさっと塗ってくれる煮きり醤油だけで
美味しい.
醤油はほとんどつけなくて
ネタの味そのものをじっくり味あわせて
くれました。
アナゴは沢煮といってまっ白なアナゴの上に
チョンとタレを載せて、
その景色の美して、旨くて・・ねえ。
わざわざ食べにいくに値する
お寿司でした。
値段も高くありません。
”食い物は文化”とは
わたしの弟の口癖ですが、
年季の入った職人さんの料理は
美味しいです。
でも
しばらくは
「東屋」に
いけませんなぁー!
と云いつつも、
今日のお昼は
川越の美味しいカレーやに
行きます。
おじさんとおばさんの二人で切り盛りする
ちいさな
御店です
わーい!
何をたべよかな・・・。
いじきたないね・・・笑い!