2009、M1グランプリ決勝! |
チャンピオンのパンク・ブーブーは
浅草吉本とルミネで二回ほど見ましたが、
とても安定感があり、
また彼らが新人達と一緒に舞台に出てきた時
なんだかほっとする安心感がありました。
今回もボケのスカシ方に
往年のカウズ・ボタンに通じるものがあり、
芸が熟してきたなあーと
感じました。
2位の笑いめしは哲夫さんがよかったねー、
大阪芸人の職人的な味がでてきて
いいです。
3位のノンスタイルは、
石田君の形態模写は絶妙でとても面白いし
ヨーク練習して努力しているのだけれど、
ところどころにオードリのパクリみたいなのがあって
自信のなさが見えてしまっていた。
もっと泰然と自分タチの漫才を極めないと・・と
思いました。
4位のナイツは
残念でしたけど、
この人たちは、下町の食堂の定食・・・みたいな味があって
M1グランプリの激しさよりその
じーっと湧いてくる地味な味で、
毎日食べるご飯・・・のようで
いいなあーと
思います。
5位3位のハライチはつっこみの澤部君が大奮闘で
楽しいかったです。
始めて
彼らを面白い・・・と思いました。
多分今までは
ネタへのつっこみが
徹底していなかったからだと思います。
ボケ君は冷めすぎていて
もっと温度とか肉付きとかが
必要なように思います、きっと本人は
気づいていないと思いますが・・・。
6位東京ダイナマイトは
このひとたち、なんか分っていない・・・気がします。
自分たちの思い込みで・・・客が笑うとは・・・と思っているようで
客観性に欠けておりなおかつ
突込みが単調すぎて、
退屈しました。
7位モンスターエンジン、
彼らのコントはとてもユニークで楽しい!
神々コントやゴッドハンド洋一なんかは
面白いなあー!
今回も女役を男言葉でしゃべるなどを
わたしは、いいと思いましたよ!
女役が、ヘンに女とはコウだよと
思い込んだしゃべり方のほうが
嫌だなーと思います。
でも男審査員には通じなかったねー。
あきらめないであれを追求して欲しいです。
8位南海キャンディーズ!
いつもながら山里の言葉遣いには
ほんとうに感心する。
言葉がキラキラしてたねえ・・。
文学的と言うかシュールな漫才で
私は大好きです。
でもネタが古かったらしい・・・。
それとね、静ちゃんが
山里の価値を分ってるのかなー!
山里は静ちゃんをちゃんと”女の子”として
相対している。
そこがとてもステキなんだよ!
山里くんには
頑張ってもらいたいです。
9位ハリセンボン、
そこそこ面白かったです。
春奈ちゃんの芸はどんどん進化して
努力してるなーと思いましたが、
春香は甘えてるねえ、
もっと極めないと・・・・。
もっと春香の毒やイジワルを
爆発させて
春奈に浴びせないと
スケール感が小さくて
やはり
だめだなあー!
今回4時からずーつとテレビにかじりついて
見ました。
夕食は、さっと食べ終わるように
娘がカレーをつくり
万全に備えて
見ました。
たくさんの若者達がこんなに努力して
頑張って
えらいなーと感心しました。
パンク・ブーブーだって
焼き鳥やさんで働きながら
下積みの生活に耐えてきたんですから
ほんとうに
楽しかったし
また
感動しました。
芸能や表現のほんしつは
コミュニケーションですから
現代の閉塞の中で
個々に分断されながらも
みんなが
なにか・・・無意識の”連帯感”を
求めている・・・と
思いました。
芸人さんたち
お疲れさまでした。
来年もまた
期待してます。
ね!