悪人正機説････！

一昨日あたり、
自分が苦しいなあーと考えていたら、ふっと

私は一時的に苦しい・・ということで、
しかし
生まれた時から
否定的で不毛な環境に生きてきたら
ドンナにか苦しみの連続であろうか・・・と
追い詰められていく人間のことが
頭に浮かんだ。

それと同時くらいに

ああーあの親鸞の
「悪人正機説」はすごいなあーと思う。

なくなられた私の恩師は
カウンセリングの中で
決してしてはいけない質問･･･は
「どうして････なの？」というもので

これは
答えが既にあり
「どうしてあなたは、・・・・のようにできないの？」と
相手を責める質問だからだ・・と
教えられた。

つまり
ドンナ人間も
答えがわからないから
つまずくのだから・・・と
相手はただ
知らないだけなのだ、
しっていたら
やらない・・・ということを

肝に銘じておけ・・・と
先生は言っているのです。


私たちは自分がわかっていることは
相手も解かっているに違いない・・・という
思い込みをしてしまうが
そうではない・・・ということです。


人間の脳はその人間が幼児期に書き込んだデーターを基に
生きているから
もしそのデーターが
否定や不毛だらけだったら
その人間はそういう風に生きるしかない、
それでも新しい出会いによって
すこしずつ書き換えられていくが
それでも
人はみなそれぞれ全く違う価値観で
生きていることを
頭に叩き込んでおけと
きつくネンをおされました。


現代は科学が発達し
脳のことが浸透してきましたが、
それでも


人間が
それぞれがそういう限界を背負いながら
生きているのだという
人間認識が広く広範に民衆のなかで
了解されるには
まだまだ時間がかかるだろうし
現代でも
そういう風に人間を理解できるのは
ごくわずかの人間に限られている。


しかし


遠くブッダは
「一切皆苦」、「諸行無常」といい
700年も前に親鸞が
「悪人正機」を説き

※親鸞の前に法然も説いていたらしいですけど、

人間の懊悩の深さを
心ある人間は解かっていたのだなーと
思う。



このニ、三日「悪人正機説」のことが
頭を巡っており
それを考えると
なんだか自分だけでなく、
ありとあらゆる人間はみんな大変な思いをして
生きてるんだ・・・という実感が湧いてきて
すこしこころが楽になります。


まあ
それにしても
むかしの人は

たいしたもんですねえ・・。


よーく

人間のことが



わかっています。



明日から29日まで
京都と大阪に行きます。

今回はブログを休まずに
携帯のメールで撮った写真をメインに
ブログを送ろうと思っていますが


できるかなあー・・・？



まあ
やってみます。