老々介護・・・・。 |
老々介護の様子をテレビで見て、
考えさせられました。
90歳をこえているのですから当然
認知症が入ってくる。
老夫婦は週に2回介護のヘルパーさんが入っているものの、
おばあちゃんはハイハイしながらしか動けず
おじいちゃんがやっと焼いた干物の魚を二人で分けて
ご飯を食べていた。
部屋の中は当然散らかし放題で
足の踏み場もないくらい・・。
そこへ老々介護の家へ往診する医者が訪ねていき
何とかこの二人の介護の援助をする。
日本が核家族になってしまったのは
戦後のことで
それまでは
良くも悪くも
封建的家族制度の中で
大勢が一緒に暮らしていた。
まあ
家族と言うのは
一つの病理を醸し出す集団でもありますが
同時に
お互いが助け合う最小の単位でもあり、
ほんとうはね、
とてもたいせつで
よーく考えないといけない
人間の関係なんですが・・・。
この家族というのが
戦後少しずつ
崩壊してゆきそれに比例して
老人達の孤立も始まりました。
そういう現実を私達は
どう
引き受けて
いくか・・・・。
歳をとるということは
ほんとうに体と心が壊れてゆくことでもあり
そしてドンナ人間もその道を辿ってゆく。
つくづくと
自分が行く先の風景を考えさせられました。
何が起こるかはわからないけれど、
一つだけやっておねば・・と思ったことは
自分の身辺を整理し
できるだけよけいなもの
不必要なものを捨てて
生活全般を
シンプルに質素にしておくことだと
思います。
生きるに最低限のものだけ残して後は
処分する・・。
体力や気力が衰えると
どうしても
必要以外のことをする気力がなくなります。
自分のエネルギーの量と配分を考えて
生活を合理化し
老齢でも対応できるように
しておく必要があります。
まだまだ元気なうちに
やっておかねばと
思います。
もし70歳をこえて生きていられたら
良寛のように
身一つで生きる
そんな
暮らしをめざしたいと
おもいます。