2010年 02月 14日
「狂人失格」感想パートⅡ |
以前若い女性から聞いて欲しいとCDを渡された。
中身は女性歌手で、か細い消え入りそうな声で
ポツン、ポツンと言葉を吐きながら歌う。
歌詞の内容は、独りぼっちで、誰も助けてくれない・・・と言うような
孤独な自分をつぶやくように歌っており
聞くところによると、熱烈な追っかけのファンが
いるらしい。
その、自己憐憫の極地のようなところに
同じような境遇の女の子達が共感し
はまり込むらしい。しかし
私はそのCDを聞きながら、その孤独の裏にある
自己を憐憫スル陶酔を見逃さなかった。
これは、
コレは問題だぞと.思い、
CDをくれた女性には
「この曲をきいて心が癒されるのは分るけど
なるべく早く卒業したほうがいい。」と
伝えた。
この孤独の陶酔の裏にあるのは甘えで、
そこにじーっと坐りこんでいる限り、
その女性の内面は成熟していかない。しかし
その彼女からはプッツリと連絡がなくなりました。
中村うさぎさんの本は
彼女がほんとうに正直にその内面を書いている。
そのまじめさや率直さが
同じように分離不安に陥っている
多くの人たちの共感を呼ぶと思う。
しかし本を読み終えてみると
未成熟な身勝手な発想や
人間の奥深い不条理に対する理解が欠けている。
現代社会のように物質や経済に恵まれた中では、
親が厳しく子を突き放す必然も少なく、
親子の分離ができない限り、自他の分離も難しい。
そして厄介なことに
冒頭の女性のように
自分をけぎらいし、憎みながらも
その裏には、依存して他者と一体化するという蜜、即ち
陶酔がある。
孤独な自分を抱えても
孤独をうたう歌手の陶酔にファンとなって群がり、
陽炎のような幻影の一体感を味わい陶酔するのと同様に
依存や自己嫌悪には裏側に甘えがあります。
特に自己嫌悪は、ほんとうの責任を免れるために
自己を嫌悪する・・という心理トリックがあります。
責任をとったり、謝ったりしないで
その代わりに
自分を嫌悪するのです。
また
自立ということは
他人とは別個の、独自の人間になるということで
一体化して安心するということもなく、
常に自分が判断し責任を負うということで
自分の孤独も自分のみが負い
他人に理解してもらうとか
認知してもらうという甘えを取り払わなければ
なりません。
世界の真実を、
人間の現実を自分の目で見極め
受け取りそして問題を自力で解決していくことで
頼りになるのは自分しかいません。しかし
確実に自分の中に達成感が宿り
自分独自の基盤ができてきて
精神が安定してきます。
依存にしろ
膨張した自意識にしろ
その裏には
甘えと陶酔があります。だから
簡単に正義感を持ち出して自分や他者を断罪したり、
また本の中に書かれているように
作家のステータスが狂気だと
安易に狂気を語ってしまいます。
狂気とは誰とも
何処とも関係がつなげない
とても厳しい脳の障害で
すこしばかり、市民社会を逸脱したりするぐらいのことでは
ありません。
もしかしたら狂気の人こそ
もっとも真剣に生きようと
頑張っても、頑張っても、そのつながりの不安な中を
必死で生きているかもしれません。
人間が生きることは
普通の凡庸な人生でも
そこには
その人の悲しみの屍が累々とあることで
それだからこそ
見捨てられた自分の悲しみと絶望を
一人一人の人間が固有に背負っていること
それがその人の魂だと
私は認識しています。
自分だけが知っている自分の悲しみや絶望を
百も承知の上で、それでも淡々と日常を生きてゆく。
そういう自立と成熟を回避するのが
依存と甘えです。
中には生涯依存のなかから抜け出られない
いや
抜けようとしない人も
大勢いるでしょう。しかし
人生は甘くありませんから
その甘えのツケは必ずその人に廻ってきます。
人生はそう陶酔する甘美さも
満ち足りる充実も
ほどほどしかないかもしれないけれど、それでも
自立して自分の基盤を生き出した人間は
パワーに溢れ、達成感と言う安定した精神水準があります。
依存や甘えを捨てるには
カンセリングの方法もありますが
日々
日々自分の中に沸き起こる
不安による依存衝動を
ぐっと我慢して
少しづつ
コツコツと自分を変えていくことです。
それには勇気と決断が必要でしょう。
○自分を自己嫌悪しない。
○自分の行動をチェックしない。
○自分の行動を100%黙認する。
○反省や後悔をしない。
○自分の人生のビジョン・・・どういう風に生きてゆきたいかを
考えて、そして自分で模索する・・もしかしたら
一生の模索かもしれないが、それでも、自分の善きところを生かすように
模索する。
○一人で生きる覚悟をする。しかしそれが出来てくると他者との自立的な距離がとれ、
自然にお互いの信頼もできてきて、
共存できるようになります。
○一人で生きる覚悟と一人で突っ張るのとは違います。
一人で生きる覚悟とは自分の人生を引き受ける覚悟で、自分に起きることを
素直に引き受けることです。
なんだかとりとめもなく書きましたが、
中村うさぎさんのファンの方はじめ
おおくの日本の女性が
自分を磨き
自分の感情を磨いてステキな女性に成熟して欲しいと
願っています。
中身は女性歌手で、か細い消え入りそうな声で
ポツン、ポツンと言葉を吐きながら歌う。
歌詞の内容は、独りぼっちで、誰も助けてくれない・・・と言うような
孤独な自分をつぶやくように歌っており
聞くところによると、熱烈な追っかけのファンが
いるらしい。
その、自己憐憫の極地のようなところに
同じような境遇の女の子達が共感し
はまり込むらしい。しかし
私はそのCDを聞きながら、その孤独の裏にある
自己を憐憫スル陶酔を見逃さなかった。
これは、
コレは問題だぞと.思い、
CDをくれた女性には
「この曲をきいて心が癒されるのは分るけど
なるべく早く卒業したほうがいい。」と
伝えた。
この孤独の陶酔の裏にあるのは甘えで、
そこにじーっと坐りこんでいる限り、
その女性の内面は成熟していかない。しかし
その彼女からはプッツリと連絡がなくなりました。
中村うさぎさんの本は
彼女がほんとうに正直にその内面を書いている。
そのまじめさや率直さが
同じように分離不安に陥っている
多くの人たちの共感を呼ぶと思う。
しかし本を読み終えてみると
未成熟な身勝手な発想や
人間の奥深い不条理に対する理解が欠けている。
現代社会のように物質や経済に恵まれた中では、
親が厳しく子を突き放す必然も少なく、
親子の分離ができない限り、自他の分離も難しい。
そして厄介なことに
冒頭の女性のように
自分をけぎらいし、憎みながらも
その裏には、依存して他者と一体化するという蜜、即ち
陶酔がある。
孤独な自分を抱えても
孤独をうたう歌手の陶酔にファンとなって群がり、
陽炎のような幻影の一体感を味わい陶酔するのと同様に
依存や自己嫌悪には裏側に甘えがあります。
特に自己嫌悪は、ほんとうの責任を免れるために
自己を嫌悪する・・という心理トリックがあります。
責任をとったり、謝ったりしないで
その代わりに
自分を嫌悪するのです。
また
自立ということは
他人とは別個の、独自の人間になるということで
一体化して安心するということもなく、
常に自分が判断し責任を負うということで
自分の孤独も自分のみが負い
他人に理解してもらうとか
認知してもらうという甘えを取り払わなければ
なりません。
世界の真実を、
人間の現実を自分の目で見極め
受け取りそして問題を自力で解決していくことで
頼りになるのは自分しかいません。しかし
確実に自分の中に達成感が宿り
自分独自の基盤ができてきて
精神が安定してきます。
依存にしろ
膨張した自意識にしろ
その裏には
甘えと陶酔があります。だから
簡単に正義感を持ち出して自分や他者を断罪したり、
また本の中に書かれているように
作家のステータスが狂気だと
安易に狂気を語ってしまいます。
狂気とは誰とも
何処とも関係がつなげない
とても厳しい脳の障害で
すこしばかり、市民社会を逸脱したりするぐらいのことでは
ありません。
もしかしたら狂気の人こそ
もっとも真剣に生きようと
頑張っても、頑張っても、そのつながりの不安な中を
必死で生きているかもしれません。
人間が生きることは
普通の凡庸な人生でも
そこには
その人の悲しみの屍が累々とあることで
それだからこそ
見捨てられた自分の悲しみと絶望を
一人一人の人間が固有に背負っていること
それがその人の魂だと
私は認識しています。
自分だけが知っている自分の悲しみや絶望を
百も承知の上で、それでも淡々と日常を生きてゆく。
そういう自立と成熟を回避するのが
依存と甘えです。
中には生涯依存のなかから抜け出られない
いや
抜けようとしない人も
大勢いるでしょう。しかし
人生は甘くありませんから
その甘えのツケは必ずその人に廻ってきます。
人生はそう陶酔する甘美さも
満ち足りる充実も
ほどほどしかないかもしれないけれど、それでも
自立して自分の基盤を生き出した人間は
パワーに溢れ、達成感と言う安定した精神水準があります。
依存や甘えを捨てるには
カンセリングの方法もありますが
日々
日々自分の中に沸き起こる
不安による依存衝動を
ぐっと我慢して
少しづつ
コツコツと自分を変えていくことです。
それには勇気と決断が必要でしょう。
○自分を自己嫌悪しない。
○自分の行動をチェックしない。
○自分の行動を100%黙認する。
○反省や後悔をしない。
○自分の人生のビジョン・・・どういう風に生きてゆきたいかを
考えて、そして自分で模索する・・もしかしたら
一生の模索かもしれないが、それでも、自分の善きところを生かすように
模索する。
○一人で生きる覚悟をする。しかしそれが出来てくると他者との自立的な距離がとれ、
自然にお互いの信頼もできてきて、
共存できるようになります。
○一人で生きる覚悟と一人で突っ張るのとは違います。
一人で生きる覚悟とは自分の人生を引き受ける覚悟で、自分に起きることを
素直に引き受けることです。
なんだかとりとめもなく書きましたが、
中村うさぎさんのファンの方はじめ
おおくの日本の女性が
自分を磨き
自分の感情を磨いてステキな女性に成熟して欲しいと
願っています。
by denshinbashira
| 2010-02-14 21:02
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