古い頭、新しい頭・・?その3 |
考えている。
昨日は
新しい頭ということを掴み切れずに、
考えながら書いたので、
もしかしたら、読んでくださった方は
チンプンカンプンだったかもしれず、
ごめんなさい。
新しいということは、
最終的には人間が作り出した物と方法の世界で
決着がついていくのではないかと思ったが、
しかしそれもまだ確信がないので保留にしておきます。
ただ、70年間生きてきて、
<原理的なことはなにか>を掴もうとするのが
私の癖であり、
人間の行動原理と社会の現象原理に流れている法則を
掴みたいとひたすら考えてきたが、
現実の重さの前で、今もまだまだ、学びの途上にいます。
例えば大村益次郎は、
新しい西洋知識に基づいて彼が考えだした軍略フォーメーションと
最新の銃という武器で幕府軍を制覇した。
彼は攘夷者ではあったが攘夷の<感情の熱>には浮かされず、
四民平等の社会の実現という
冷めた冷静な目で幕末をみており、
市民軍を創作して幕府軍を打ち破った。
しかし、
その彼は、
感情的な人間によって暗殺されました。
同じように日本の近代国家の礎をつくった
究めて冷静で冷徹に事を運んだ
大久保利通も、
感情的な人間に殺されました。
さらに大村益次郎が基礎を創った日本の軍隊は
本来は四民平等の<市民社会の軍隊>を想起したにもかかわらず、
頭の古い、感情的な軍人によって、
天皇の軍隊にされ、更には参謀本部という
天皇すら無視して暴走する<感情的な奇形な組織>によって
国が崩壊し、多くの国民が殺されました。
熱に冒されたように「神風が吹く」という、
頭の熱ばかりの日本は、
最も最新的な武器である原爆で
あっという間に崩壊した(決着をつけられた。)
そして今、北朝鮮の核もふくめて、
<核>という<物>に世界中の人間が脅かされ、
踊らされている。
もしかしたら、<核>で人類は崩壊するかもしれません。
歴史を俯瞰し、人間社会を俯瞰してみていくと、
そこにはいつも<思い>の世界が先行し、
物と技術(方法)の世界で最終的な決着がついていくのではないかと
私は極論するのですが。
※これも私の思いこみかもしれず、確信がありませんが。
自分達の心の欠損を<物>が埋めてゆき、
さらに、その物が不可避的に技術を作り出す・・・???
それも鶏が先か玉子が先かの問題ですけど。
あゝ、また頭が混乱してきた・・・苦笑!
ただ、私はずっと心や意識の問題を考え続けてきて、
脳の世界まで辿りつきました。
そして脳の旧皮質の辺縁系の脳(感情の脳)を
いかに新皮質の脳(理性の脳)がコントロールできるかが
これからの時代の課題だと考えてきました。
そういう意味でこれからは<脳の時代>が始まると
このブログでも書いてきましたが、
もう一つ、これからは
<理性の時代>でもあってほしいと願います。
物の世界と技術(方法)の世界を、いかに
●人間が<理性を以て>コントロールするか。
●安易に流行に発熱しないこと。
物は人間の欲望を果たすものではなく
個々の人間を補佐し輝かせるための道具としてあること。
さらに驀進する新技術の世界をも、
人間が滅びないために、
きちんとコントロールすること。
また感情は、自我の欲望に乗っ取られずに
他者と一緒に生きるために、つかうこと。
その感情は、他者を理解する優しい感情であってほしいこと。
※人間は、自分が優しい気持ちになった時、
自分にも他者にも、優しい気持ちになった時
ふっと憎しみや恨みや嫉妬の感情から解放されます。
なんだか、とりとめもなく、
まだまだ自分でも整理や確信がつかめないのです。
でも
すこしだけ、整理して書けたかな~!

私が書いた「自分の物語」です。
いつもこのブログを読んで下さっている方は、
もうよくご存じのことだと思いますが、
生きてゆく勇気や,前へ進むためのアイディは、自分のというプログラムの
地の底から湧いてくることを書きました。
どうぞご覧ください。
