大衆社会はなぜ退廃するか、その6、いずれネット社会は解体し、非凡なるアナログ社会へと吸収される⁈ |


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2023年 05月 25日
ネットは常にデジタル、つまり断片社会です。 これに巻き込まれてしまうと、断片ばかり追う脳になってしまいます。 そうではなく、常に物事を立体的に見渡せる脳へと、自分を育てていく事ですよ。 ![]() 結果や表面現象だけ見るのではなく、 長期に渡って物事の推移を見渡せる脳です。 様々に起る現象を、なぜそれが起きたかの ![]() 原因や動機や起きた環境の諸条件などを見渡し分析する能力です。 文章でいうなら、短文ではなく、長文を読解できる力を身につける。 科学なら総合的に科学全般を理解し、 学問全般に渡る教養を身につける。 そういう能力を身につける事です。 デジタルだけではなく、 アナログなスケールの中で、デジタルを分析する。 言っておきますが、 あゝ、とうとう預言者みたいになっちゃった…笑! 以下は私の独断ですが。 今のデジタル社会はいずれ解体し、これから来るであろう、 アナログ社会へと吸収されていくだろう、と私は考えています。 こんなデジタル社会が長続きするわけがありませんから。 次にやってくるのは、アストロサイトの、超アナログ社会だと思います。 その時、デジタル産業も デジタル脳の人間も、淘汰されて、 非凡なアナログ的能力を持つ者だけが生き残っていくと思います。 つまり凡庸なデジタル脳は、 非凡なアナログ脳に、 駆逐吸収されてしまうだろう、と 思いますよ。 心ある人は、準備を怠らない事です。 準備とは、 意識的に上記の様に、デジタルにもアナログにも対応できるスケールの自分を育てていく、と言う事です。 そしてもしかしたら、300年つづいた大衆社会の世紀が終わり、 突出した非凡なる才能者の時代が始まるかもしれません。 その時、もし非凡なるデマゴーグが現れないように祈るばかりです。 反対に、 聖心なる非凡のリーダーが現れたら今度こそ、 人間は平和で穏やかな社会へと進化できるかも知れませんね。 #
by denshinbashira
| 2023-05-25 05:50
| 終わりを意識して書く
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2023年 05月 24日
親に密着され、大人に管理、介入された日本の子供達の反乱は、 ・校内暴力・家庭内暴力・いじめ.・シカト・登校拒否・引きこもり・ニート・パラサイト・家庭崩壊、 そして悲惨な・親の子殺し、昔はあり得なかった子供の自殺へと、エスカレートして行きました。 しかし親達も、大人も社会も一向に真っ正面からは向きあわず、表面的手当ばかりして、 根底にある、学歴偏重社会の受験体制や、親子の密着から起きる共依存などの社会問題などには、 真剣に解決する視線をむけませんでした。 そんな子供達の世界がどうなっていったか? しかしここに来て、それらの子供達の救世主?が現れました。 それがI T社会です。 もうお分かりの方は、ピンときたでしよ。 他人と交わらず、引きこもって一人でも、ネットから知識や情報を得ることができ、 そして友達がいなくても、 ネットでつながり、それも、 極めて恣意的に繋がれる友達です。 全てが架空で仮想で安易で、面倒くさくないネットの世界に逃げ込み 現実逃避して、 バーチャルな世界に浮遊しながら生きていける。 いわば彼らの救世主?です。 この国の底辺では、 ほんとうは極めて深刻な状況が、 静かに、無言で進行しているのですが。 人間は ![]() ![]() その人間が成長し、成熟していきます。 ところがネットで知識を得ることはできても、 社会体験が乏しい人間がどうなるか? 私が実際に知っているAさん(38歳)は、親との共依存のゲームとアニメに暮れるなか10年近く引きこもり、今やっと働き始めましが、 その社会知や世間知は、まるで小中学生のレベルです。 社会の中でも揉まれることもなく、 他者と関わりながらもがくこともなく、実践経験が乏しいため、 頭でっかちで理屈はこくが、 ものすごく幼稚で薄っぺらです。 そして本人にはその自覚がありません。 ほんとうに残念ですがAさんは、 脳が経験知、体験知を蓄積し熟成させる大切な時間を、引きこもりで ムザムザと浪費してしまいました。 取り戻すのは至難の業でしょう。 脳は甘くないです。 ほんとうは、大変深刻な問題が解決されないまま社会の底で進行していおり、 それは一部の子供達の特殊な問題ではなく、 大衆社会全体がその ![]() またネットという文明の道具によって作りだされた社会がこんどは、 そのネットによって人間の脳の閉鎖性が進みます。 今まで築いて来た社会のパラダイムが液状化し、 人間社会が解体されつつあることも 見ないフリをせず、逃げないで、 向き合うことです。 そしてそのネット社会も、 いずれネット社会が不可避的に生みだす闇や膿で汚染されていくと思います。 もうかなり汚染されていますが。 さあ、私たちは、どんな社会を作り出して行けばいいのか、 私たちは、どんな人間の文化を創らなければならないか。 ほんとうに真剣に考えねばと思います。 いたづらにネット社会に流されず、 カッと目を見開いて時代を ![]() 真剣に真摯に、冷静に沈着に、 #
by denshinbashira
| 2023-05-24 05:22
| 終わりを意識して書く
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2023年 05月 23日
もともとは、四足歩行であった人間が、二足歩行になった事で子宮が圧迫され、 他の動物にくらべ、ただ寝るだけしかできない未熟のままの子供を産む事に遠因があると考えています。 乳児から青年になるまでの20年間を、ベッタリと親の管理下で過ごします。 その間ずっと、親の感性、感覚、考え方や価値観、思想などが、 シャワーのように、子供に注がれ刷り込まれていきます。 また子供の側から言うと、親に密着依存していないと、 自分が生きられませんから、 子供は無防備に親に同化していきます。 他の動物はサッサと親から離れて独立、自立していきますが、 人間だけが親との分離がなかなか難しいのです。 つまり、◎感覚的に、 自分と他人との境目がはっきり掴めないのです。 また、心理的にずっと親に依存して生きて来た子供にとって、 親と分離して未知なる社会で生きることは不安で仕方ありません。 昔は子供も一つの労働力でありまた、稼ぎ手の一人として早く自立しましたが 現代の豊かな社会では、 むしろ親の方が子供を囲い込んで密着していますから、 当然子供は分離不安を抱えながら生きています。 それが他者との間でも投影されて、 しまいます。 ほんとはね、サッサと親から離れ、 親を乗り越え、 社会でチャレンジし、経験を積むことで、分離不安は解決していきますが、 現代人は、常に無意識の深層心理に、 親や他者との分離不安を抱えながら生きているとも言えるのです。 つまり不安と孤独を抱えて人間は生きているのですね。 だから集団の中での一体感が心地よく、 他人との同一性に安心するのですが。 ところが、脳の観点からみると、 世の中に一つとして、 一体の人も、同一の人も、 いません。 勿論、親との一体も同一もありません。 みんな、それぞれが、それぞれベツモノの自分の脳の中を生きています。 と言う事は、 一体も、同一も、全て幻想で、蜃気楼である、という事です。 ※人間の脳の一つの問題性は、脳が作り出す幻想世界です。 これについては、後日書きたいと思います。 そういう冷厳な事実を受け止められない人々が、 ![]() ![]() そして、 もともと分離不安の人々ですから、 一体感を求め、益々満たされようと、どんどん密着が強化していきます。 それがいつの間にか、自分達とは密着しない異質な人間を排除し、 その熱狂がファシズムへとなってゆくのですが、 困ったものです。 逆に知性や知能が高くなればなるほど、 人間が断絶している事が分かりますから、 自分の孤独を引き受けていきます。 そして自分と他者が決して同一ではない、という実感があればあるほど、 謙虚になっていくのですね。 孤独を引き受け、 他者との距離や礼儀をわきまえて、 遠慮深くなるのです。 日本人は、歴史的にそういう文化を 作ってきたはずなのですが、現代はいつの間にか崩れつつあります。 オルテガが指摘した大衆というのは、まさにそういう深く考える知性に欠けた人々です。 そしていつの間にか、そいう人々が多数派になった時、社会がどうなるかは、 もうお分かりの事と思います。 そして現代日本の深刻な問題としてあるのが、 母子密着や父子密着や、親との共依存、ニートやパラサイトや引きこもりの 自立できない子供達です。 これらを含めて、私たちは、いかなる社会を作るのか⁈ 大きな大きな課題が、目の前に立ちはだかっている、という事です。 #
by denshinbashira
| 2023-05-23 05:09
| 終わりを意識して書く
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2023年 05月 22日
脳は自らが正義や道徳倫理や正論の答えなどを有している訳ではありません。 私は脳は、その生命体を維持し、保全するセキュリティシステムであると考えます。 人間のセキュリティシステムとして、 ![]() 冒頭で書いたように、脳の中にはじめから正義や倫理観や正論があるわけではなく、 脳は外界に反応して、 良き心地を得た事には、それを強化しようとします。 極論をいうと悪いことをしても、そのとき心地良く、快感が走ると、 脳はそれがその生命体には必要であると判断してしまいます。 そして同じような事が続くと脳は、 それがその人間の生命維持に必要な事と勘違いし、それを強化していきます。 つまり悪いことで得た快感は、何度も同じような快感を得ると、その悪い事がその人の中で常態化してしまいます。 例えば嘘をつく事に快感を得た人間が嘘つきの常習になるようにです。 怖いね〜! その反対の事も言えます。 良い事をして快感を得た人は、そこに満足感や充足を得て、そう言う風に生きようとします。 ただ、それも行き過ぎると逆に、 いい人から降りれなくなり、本人が息苦しくなるという事も、起きてきます。 悲しみもね、自己憐憫が快感になると常習化して、 癖になりますよ。 つまり脳は、常に外界に反応しながら、 その人の反応体系=人格を作り出し、 その人の生き方を作り出していると、言う事です。 言い換えれば、その人間の人生の文化と秩序を作りだしている、という事です。 原始的な脳から、長い長い年月をかけて、そういう風に脳が人間の文化や規範を作り出しては、 遺伝子によってそれを子孫に伝えて、 人間が生き延びて来たと言う事です。 そういう風に人間が獲得して来た遺伝子の中に、 高邁な思想や行動に感動するという部位もあるという事です。 このブログでも、何度も書きましたが脳は古い動物の名残りである、本能的欲望と感情の大脳旧皮質と、 それを包み込むようにして発達した、 いわゆる人間の脳と言われる理性を司る大脳新皮質の前頭葉があります。 この二つの脳が、外界に反応しては、その人の心理である心模様を作り出していきます。 問題は旧皮質の、本能的欲望や感情の方が、 ![]() 中でも厄介なのが、他者を否定し、自己を顕示する支配欲や、 所有欲や征服欲、独占欲などで、 人間関係の揉め事の根底には、この感情が潜んでいます。 またこの欲望や感情に取り憑かれた人間が政治の世界に入り込むと独裁者になります。 いわばプーチン氏など、その典型として、もう、見事なモンです。 そういう自分自身を自制してゆくには、シリーズ1で書いたように ![]() その一方で、ネガティブな欲望の手綱をしっかり握っていないと、 人間はやすやすとネガティブな欲望と感情に、乗っ取られてしまいます。 人間はネガティブな欲望や感情の方が強い電流が流れ 時としてそれに快感を感じてしまうのです。 なぜなら、もともと人間は動物であり、 その脳には、自分以外の人間(動物)に対する否定的感情や、 支配感情などの ![]() オルテガは、自由と平等のデモクラシーを獲得しても尚争いが耐えず、 強いもの隷従したり、反対に集団でファシズムに走る事を、 大衆の属性として分析しましたが、 私は、それは脳の動物的な原理と属性だと思います。 つまり、私達は自分の脳の属性を克服しない限り、 デモクラシーは、絵に描いた餅の理念でしかなくなるのです。 そんな中でも日本人は、他国への侵略をしようとする事がない事はないですが、それでも極少の国です。 本当は他国の人達から見れば、羨ましいくらい穏やかな国民です。 しかし、残念ながら日本と日本人は、この間の経済優先の文化の中で、 ウカウカと、 日本人より動物的肉食性が強いグロローバル文化の中に入ってしまいました…トホホ! そしてIT文化の中では、 どんどん日本社会が液状化しています。 果たして私達は、どうしたらいいのでしょうか。 次回はオルテガが書いている、 大衆の属性として、 「自分がみんなと同じだと感ずることに、いっこうに苦痛を覚えず、 他人と自分が同一であると感じてかえっていい気持ちになる、」 と言う事が、 なぜ起きるのかを 書きます。 #
by denshinbashira
| 2023-05-22 05:12
| 終わりを意識して書く
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2023年 05月 21日
戦後の利便的社会は大人が暇になった分、子供の教育へと関心が向けられていきました。 しかしその意識下の動機には、 それはそれとして素晴らしい事なのですが、 その反面、自分の子供達に期待する、かなり歪んだ、出世欲や上昇欲が親達の幻想を掻き立て始めた事も事実です。 本来は大学は、専門学問の ![]() いわゆる学びの学校とは違うのですが、 にも関わらず、そういう事を理解しないまま、 大学進学がひとつのステータスのように社会に君臨してしまいました。 自分は何を研究しに大学へいくのか、或いはいく必要があるのかの、 という明確な目的意識をもたないまま、大学へ行く…⁇ 皮肉な事ですが、大学受験を目的化した教育は ![]() 子供時代の大人に干渉されない無目的な遊びの世界は、 脳がデータを集めるほんとうに大事な時間です。 子供こそ才能の宝庫です。 子供の脳こそ、 既成観念にとらわれず、才能がジャンプします。 逆に親や大人が子供に干渉し介入すればするほど、 ![]() 当然脳は偏って発達してしまいます。 知識が閉鎖的になってしまいます。 なぜ今、日本の人材が育たず、逆に若者が短絡的になっているかは、 知識過多で観念的人間になっている一方で、 脳内の実践データが貧困になっていることです。 実践データは、 脳だけではなく、 ![]() そういう実践データを掴んでないまま成長し、 複雑で困難な事が錯綜する世の中で、 諸々の事を解決していくのは、大変な事です。 戦後教育を総括すると、 多層な大衆社会において、日本人の教育水準を上げるはずだったにも関わらず、 知能が平均化してしまったかもしれません。 もしかしたら若者は被害者かもしれません。 次回はそれでは、 脳とは本来どういうものであるかを、書きます。 #
by denshinbashira
| 2023-05-21 06:11
| 終わりを意識して書く
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